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たくちゃんというソクラテスみたいなコーチをご存知?

僕はコーチングを学び、有料でのセッションを行っている。さらに色んなコーチのセッションを受けている。そうやって日々コーチングに触れて学んでいるが、ふと思うことがある。
「あの日のセッションってなんだったんだろ、もしかしてあのセッションがコーチングのあるべき姿であの人はそれを体現しているのでは」と。
学べば学ぶほど感じている。その人のことついて僕が感じたことを言葉にこの記事でしてみたい。

①たくちゃんとの出会い

僕は初めて有料でコーチングを受けようと思い立ち、必死にいろんなサイトを探した。お金を無駄にしたくないという思いとそのコーチング次第では自分のコーチングに対するイメージが悪くなってしまうのではないかと思ったからだ。

何となくTwitterを漁っていると僕の目に留まったのは「たくちゃんコーチ」のbosyuだった。CTIで学びtimeticketでアワード受賞、誰がどう見ても文句ない経歴。早速連絡してセッションを依頼した。

②たくちゃんのセッションを受けた日

有料で受ける初めてのセッション。しかも初めてしゃべる人。ドキドキしたのを覚えている。テーマはこれからの自分のキャリア。一通り自己紹介をしたあとにセッションが始まった。現状の話「今はこんな働き方で・・・」「こういうことが会社であって・・・」。未来の話「こんなことがこれからしたい・・・」。
たくちゃんからも質問をもらいながら世間話をするようにセッションは進んだ。
途中考え込むこともありながら話せば話すほど自分の想いを改めて認識していった。結果、その時はとても満足した。

その後、自分のコーチングを学ぶためにも色んな人のコーチングを受けるようになっていく。受ければ受けるほどたくちゃんのセッションの違和感に気付いていく。セッションを受けた時は全く気付かなかった違和感に…

③増えていく違和感

色んなコーチがいて有料でも無料でも気になった人のコーチングはドンドン受けていった。良いコーチは多くいて、僕はますますコーチングを好きなり気づきを多く得ていった。

そして同時に湧いてくる違和感…
たくちゃんのコーチングってコーチングなの?

他のコーチは目標を達成しよう。夢を描こう。と未来志向の言葉が多い。
→たくちゃんはコーチが言いそうな言葉は使わない。自然に聞いてくる。

他のコーチはコーチングってこういうものですという説明がある。
→たくちゃんは説明もないし質問が違和感なさすぎて自然な会話。

他のコーチはリアクションやうなずきが大きい。
→たくちゃんは究極のラフ。

他の人はセッションの流れを決めている。綺麗な進行。
→たくちゃんは流れがない、赴くままに話していた。

上記は一部。言語化が難しい部分も多々あるがあれはコーチングだったんだろうか、てかたくちゃんのコーチングって本当に成果あったのかなって正直に言うと思っている時期があった。

④初めて対面した時に全て繋がった

僕はあるときツイッターでコーチングを学ぶ人が集まるイベントを開いた。今のコーチング勉強会の前身となるイベント。なんと、たくちゃんは東京から参加してくれて初めて会うことができた。
話してみるとあの日のセッションのたくちゃんと全く一緒、ありのままで存在していた。
時間をもらってじっくりコーチングの話をした。
「こんな風に考えてコーチングやっている」「こんな失敗があった」
そして実はたくちゃんのコーチングに違和感を感じていることを伝えた。

喋りながら出てきた言葉は
「たくちゃんはなんもないんですよ」
「何も決めないし、何も止めないし、何も求めない」
「まるで無知の知、ソクラテスみたいでした」
自分の表現に驚きながらもしっくりきていた。

するとたくちゃんはこういった
「僕は何もジャッジしない。相手に目標達成も求めないし課題解決も求めることはない。だってその時点でジャッジしているじゃないですか。」

ハッとした…
こんなに刺さるFBあるのか

目標達成、課題解決…そうやってコーチは自分のコーチングを定義する。そのほうがわかりやすいから。でもその時点でそうあるべきというジャッジが入っている。手段やセッションの流れもこなせばこなすほどある程度決まってくる。その方が効率がいいから。

思い起こせばたくちゃんはコーチングはこうなるといった成果や効果を語らない。それさえクライアントに委ねている。セッションには一切の誘導がない。あるがままに話を進めている。
かと思えば…自然すぎて全く気付かなったが実は事前情報(Twitter)をちゃんと見てる。そういうところがまた憎い。

違和感に感じていたことは全て、たくちゃんの唯一無二のスタイルだった。
何もないけどある、まさにソクラテスだった。

強烈なFBを受けて考え込んでいると「人それぞれスタイルはあるからクロスタイルを見つけてね」って言われた。よし…見つけようと心から思った。

⑤実は成果も爆裂にあった

ここまではやり方の話。たくちゃんのコーチングは成果があったのかと途中書いたがこれも爆裂にあった。とても大きい気づきが…僕は今自分がこれからやりたいことをやっていく上で「コーチングを入り口にする」と伝えている。入り口にしてそこからクリエイティブにつなげる、といつも言っている。コーチングで引き出し、クリエイティブで発信を。まずは入り口であるコーチングが重要なんです。
自然になじみすぎていたが実はこれはたくちゃんの「クロさんにとってコーチングは入り口なんですね」というFBからだった。この入り口という表現はわかりやすくて腑に落ちている。恐るべしたくちゃん…

⑥たくちゃん=ソクラテス

ここまで長々と語ってきたが、要はたくちゃんはすごいコーチ。まるでソクラテス。たくちゃんのコーチングこそが僕はコーチングのあるべき姿で最終形態じゃないかと思う。相手に委ねて相手が気付きを得るのをまるでソクラテスのように無で問いかける。なんであんなソクラテスみたいなコーチングできるの?って思うけどやっぱりこれまで積み重ねてきた人生と人間力なんだろうなって思っている。
是非セッションを受けてみてください。特にコーチングやっている人!!!自分のコーチングを見直す良い機会かも!

以上コーチング界のソクラテスのお話でした。

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