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国語の試験で時間内に100%出し切る7つの方法

国語のテストで点数が良くないという場合。大きく二つの原因があります。一つは実力そのものが足りないこと。もう一つは、実力相応の結果が出せていないこと。今回は後者についての対策です。

一番考えなくてはいけないのは、時間配分。テストの受け方は、5年生あたりで試行錯誤することも多いでしょう。テストの点数が上下することもあるでしょうが、「テストの受け方」は「国語力」とはまた違うものです。あとで冷静にテストにどう取り組んだか、振り返ってみるのが良いでしょう。

では、テストでどうすれば時間を有効に使えるか。

以下のように考えています。

時間配分で心がけること

【1】最初の15秒で解答用紙を見て、時間配分する

短時間でざっくりと時間配分をするのに最も有効なのは、解答用紙を見ることです。全体の問題の構成を、小学生でも簡単に一望することができます。問題用紙をめくったりしていては時間がなくなります。

解答用紙を見て、最初の15秒くらいで以下の作業をしましょう。

・それぞれの大問に小問がいくつあるか
・大きな記述はどこにあるか

を確認して、同じくらいの小問数、記述量であれば、均等に時間配分しましょう。

小問数のバランスが5:4くらいであれば、25分:20分のようにざっくり分けましょう。

大きな記述が大問2だけにある、というようなときは、そちらに3分くらい多めに割り振りましょう。

ただ、正確に配分することはできません。あくまでざっくりと。解く前なので不完全なのは仕方がありません。

そして、解く順番を決めます。物語文から解く、説明文から解く、など、入試本番を想定して自分のやり方を決めておきましょう。

おすすめとしては、自分の得意なジャンルから解くこと。前半で多く稼げる可能性が高まる方が、有利な展開に持っていきやすいです。

【2】漢字・語彙問題を先に片付ける

漢字・語彙は知っているかどうか。悩む必要はありません。わからないものは気にせず次に進みましょう。あとで思い出すかもしれません。最初の5分〜10分で全て片付けてしまいましょう。文法問題なども先にやってしまいましょう。

【3】読解問題は全問に当たり、取るべきところを取る

難しい問題はあとまわし。日頃の鍛錬を積んでいる人であれば、難しいと思った問題は他の人も難しいと思っているはずです。特に抜き出し問題に注意。絶対に2分(問題により1分半)以上かけない。答えの見当がつかないならすぐにあとまわし。見当がついても、2分経ってしまったらあとまわしにしましょう。

記述問題は人によって、順番に取り組むのも、最後に回して取り組むのもあり得ると思います。そこはやりやすい方でいきましょう。

【4】大問に割り当てた時間配分をだいたい守る

小問2,3つこなすごとに、腕時計を確認して自分が一つの設問に悩みすぎていないかをチェックしましょう。大問すべて終わらせた時に2,3分オーバーするくらいならOKと考えましょう。

目安として、残り時間半分になったときに、より多くの解答欄が埋まっている状態を目指しましょう。

時間短縮のために心がけること

【5】手を止めない

読むときも解くときも、線を引いたり書いたりして手が動いているはず。

 例:・読んでいる時は線を引く
    →手が動いている
   ・選択問題では根拠部分と選択肢に印つけ
    →手が動いている
   ・記述問題では根拠部分に印やメモして、答案を書く
    →手が動いている
   ・抜き出し問題などで根拠を探す
    →手が止まるのは2分以内。

そう考えると、2分以上手が動いていない状態はないはずです。

実際にはタイマーで計るわけにはいけませんが、
わからないと悩んでいるとき=「手が止まっているとき」
だと考えて、
常に手が動いている状態を目指す。
手が止まっている時間が長く続きそうなときは次へ行きましょう。

【6】読む時間の短縮は考えすぎてはいけない

読むスピードは、遅すぎてもいけませんが、決して急ぎすぎないように。雑な読みになってはいけないからです。

本文を読み飛ばして国語のテストができるようになることは100%ありません。読み飛ばさずにしっかり読みましょう。

テーマをつかむという意識で読んでいけば、自然と無駄な時間は減るはずです。

また、説明文は具体と抽象に分けるが、具体の部分は抽象の部分よりスピードアップできる。

つまり、読む中でもスピードを変えられるということです。

【7】解く時間の短縮を目指す

読解問題の復習過程でていねいにたどった解答プロセスを、本番で倍速でできるように意識する。

難しいと思ったものは後回し。早めに解答欄が埋まっている状況を作る。
特に抜き出し問題は、1分半〜2分で飛ばすというように、自分で制限時間を決めて取り組まないと大ケガをするので注意!

・即答できる問題を増やす(正答率が高い記述問題、選択問題、抜き出し問題、語彙問題)。

・記述問題は常に5~6割を取り、0点のような大ケガを防ぐことができればそれでOK。大事なポイントだけでも盛り込む!また、大事なポイントは問題を読んですぐに見当がつくようにトレーニングしていきましょう。

(`・ω・´)9  。oO(Do your best!!)

以上です。テストや入試問題ごとに、細かい違いはあるかもしれませんが、ある程度共通する内容をまとめてみました。

参考にしてください!

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