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宿のお客さんから半年後に〇〇が送られてきた話

宿をはじめてから8ヶ月ほどになるのですが、ついにこの日が来たようです。

これは宿以外でもそうだと思うのですが、接客業をしているとちょっと変わったお客さんが来たり、同じ服を来た人が1日に複数人来たり、普段とは違う特別な出来事を期待している自分がいることに気づきます。

これは自分だけではなくて、読んでいる人の中にもバイトなどで同じような期待を抱いたことがある人がいるんじゃないかと勝手に思っています。


もちろんこれまでもそういう出来事が全くなかったわけではありません。
関西在住の外国人のファミリーなら日本語でいけると思ってチェックインの際に「こんにちは!」と言ったら「Hello!」と返ってきたり、京都に泊まる予定だったのに当日になって色々ありすぎて気づいたら四国に上陸してしまったという人たちがいたり。


でもやっぱりもう少し斜め上の何かを期待している自分がずっといました。



前置きが長くなりましたが、そんな期待を超える出来事がこの間起こったというのが今回の内容です。


タイトルに書いてしまってるのですが、なんの前触れもなく、いきなり宿宛てに荷物が届きました。

送り主の名前を見て、夏に泊まってくれた人だとすぐにわかりました。

日常着の一部和服を取り入れていたのが印象的だったのでよく覚えていました。自分は暖かい時期は下駄を履くくらいには和テイストのものが好きなので、「かっこいい」と「欲しい」しか言ってなかった気がします笑。


ということで、もうわかった人も多いと思うんですが、欲しい欲しいと言い続けていた和服(羽織)が届きました。


手紙も一緒に入っていて、読んでみると冬に自分で縫ったとのこと。
しかも、肩幅が狭い自分でも着れるように女性用の羽織をベースに作ってくれたということも後になってわかりました。

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実物の写真

まさかリメイクされた羽織が届くとは・・(しかもかっこいい!!)

期待の斜め上を優に超えてしまいました。


和服を着てみたかったというのもあるんですが、それ以上に宿泊した時の会話を覚えておいてくれたことや着やすいように女性用をベースに作る配慮があったことに感動してしまいました。


あとシンプルに「世界に一つしかない服」っていいなというのをすごく思いました。文章でこの感覚を伝えるのはすごく説明っぽくなってしまい難しいんですが、大量生産が当たり前と認知しているものに対して真逆の自分しか持っていないものであったこと、服というある一定以上の頻度で利用する愛着の持ちやすいものだったことが良かったのだと思います。


性格上テンションは一定なことが多いんですが、流石にテンションが上がりました。


ここまで書いて思ったんですが、もうどっちがお客さんだよって感じですね。完全敗北です。

この敗北からきちんと学んでいきたいと思います。

逆にいうと本当にいい顧客体験を自分自身が経験したということだと思うので、こういう体験を届けられるようになりたいなと思います。


長くなりましたがとにかく言いたかったことは
・ついに期待を超える出来事が起きたこと
・素敵すぎる贈り物にnoteを書いてしまうくらい感動したこと
・和服を日常に取り入れるには、ファッションセンスが必要
ということです。




そしてこれが最も重要なことなんですが・・・・





誰かこの羽織を着こなせるコーデ教えてください🙇‍♂️

(今年の目標にこの羽織を着こなせるようになるが追加されました。)



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