地域と学生のミスマッチが起きる理由

もう2019年になってしまいましたが年末に反応のよかったツイートに関しての想い、気付き、考えたことなどを書きたいと思います。

テーマは「地域に関わるスタンス」についてです。


◇そもそものきっかけ


年末に投稿した1件のツイート。

これまでリーチしていなかった層の人にも届いたようで、フォロワーではない方からもコメントや意見等をいただきました。

「この意見に共感してくれる人って結構多いんだ」と改めて知るきっかけにもなったのでツイッターは偉大だなあと思います。

普通ならここでおしまいだと思うのですが、反応を見ていくうちにある違和感を感じたので今回それを言語化することにしました。


◇ツイートの意図

これまでは色んな人に話を聞いたり、質問したりして吸収する側だったのですが、最近になって逆の立場になることが少しずつ増えてきました。


誰かにアドバイスしたりするからには、可能な限りその人にとって理想の方向へと背中を押したいと思うのですがなかなか難しい。

「地域のために何かやりたい!」
「地域に関わりたい!」
「もっと地域のことを知りたい!」

思いもあるし、やる気も伝わってくるので「応援したい!」となるのですが、「具体的にどうしたいの?」と聞くと「?」マークになってしまう人が多い。

なのでいつも以下のような質問をしてタイプ分類のようなことをしています。

・地域課題を解決したい or 地域でゆっくりしたい
・学生の期間だけ or 卒業後も続けたい
・ボランティアでしたい or ビジネスとしてしたい
・1つの地域に関わりたい or 複数の地域に関わりたい

この質問をして初めてその人がどんなスタンスなのかがわかります。

*ちなみに自分の場合だと「地域課題を解決したい&卒業後も続けたい&ビジネスとしてしたい&複数の地域に関わりたい」になります。


この分類にきちんと共通した名前をつけたらわかりやすいよねって言うのが今回のツイートの意図でした。


前置きが長くなってしまいましたがここからが本題です。



◇ツイートの反応から見る地域側と学生側の認識の違い

今回のツイートに反応した人は大きく分けて2種類で、「地域ですでに活動されている方」と「地域活性に興味のある学生」でした。

特にすでに活動されている方からの反応が多くありました。


はじめは、「年齢や場所に関わらず共感される内容なんだなあ」と思っていたのですが、よく考えてみるとある問題を感じるようになりました。


まずは反応から見ていきます!

フィッシャーマンジャパンの長谷川さん

最近はICO検討でも話題になりました。


NPO法人TEAM旦波 理事の濱田さん

ふるさと兼業と言う取り組みを京都北部を中心にされています。


高知大学の野水さん

地域×スポーツの取り組みをされています。


「やっぱりスタンスを明らかにすることって大事だよね」といろんな人の意見も踏まえて改めて感じました。

学生側はスタンス明らかにすべきだ


と完全に意見が傾きかけていました。



でもこんな意見も・・



要するに「そもそもスタンスを決めることの重要性にはじめは気づけないのではないか」と言う意見でした。


自分自身スタンスの重要性に気づいたのは実際に地域に関わって違和感を感じたことがあったからでした。

今思えばスタンスが明確ではない人の多くはまだ地域にそこまで関わったことがないと言う人が多かったです。

地域に関わる時はスタンスを明確にするべきだが、スタンスの重要性には地域に関わってからしか気づけない


これが今回書きたかったある問題です。


地域側と学生側で認識が違っているんです。

地域側:関わり方のスタンスを明確にして地域に来てほしい
学生側:関わり方のスタンスを見つけに地域にいきたい

地域側が求めるタイプの人がたまたまくればラッキー、それ以外だとミスマッチングというのが現実なのかもしれません。

最近地域おこし協力隊と自治体側とのミスマッチングも話題になっていましたが、このスタンスの違いが根本的な問題なのではないかと思います。


お互いに地域のことを思っているのにスタンスの違いが理由で上手くいかないと言うのは悲しすぎるので2019年のうちに解決策を提示できればと思います。


すでに少しずつ動き出してはいるのでまた発表できればと思います。


長くなりましたが今回はこの辺にしておきます。


読んでいただきありがとうございました!

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