note見出し

弱った心を抱えて暮らすこと

前2つのnoteが前向きな話だっただけにいきなり重い話で申し訳ないが、
プロフィールにあるように私はいわゆる躁うつ病患者である。(心療内科の心理テストでほぼフルスコアを出したのは今じゃ笑い話だ)
投薬治療によって日常生活を送れているように見せているだけで、
実際のところ内部はボロボロである(それでも、働かなければ生きていけない世の中……)
そんな状態で働くために、今回は自分が心掛けていることを記していきたい。

念のため断っておくが、躁うつであることを同情されたい訳ではない。
発症した当初は同じような境遇の人のnoteやブログを読み漁り、励まされた自分のような人を増やせたらいいなという思いで書いている。

体調に耳を傾けまくる

前々職で無理な働き方をしたせいか、限界まで動いてしまい結果、倒れることが多々ある。躁うつになってその限界値が下がってしまっているので、なおさら以前のような動き方はできない。

ちょっとでも家事がしんどい、と思ったらその日はやらない。(1日やらなくても死にはしない)もしくは(大変申し訳ないが)旦那さんに頼むなどして自分を労わる時間を増やしていく。体力と気力のマネジメントである

幸いなことに旦那さんは私が無理をしがちな性格をよく理解しているので、先手をうって「今日は外食にしよう」「今日はサボりデーにしよう」と言ってくれる。自分から「サボる」と言うのはまだハードルを感じてしまっているので、それを言ってくれる人がいるというのはありがたいことである。


自分が触れることの多い周囲の人間には言う

偏見とかも多い病気だが、体調が突然悪くなって心配かけてしまうこともある。狭い範囲でいいので、できる限り自分の体調のことは周囲に話しておくべきである

職場にはちらっと病気のことを伝えてあるし、私の体調を考慮して来月から時短での勤務が始まる予定である。取り組んでいる業務もできる限り共有するようにした。
時短勤務により多少、給料が減ってしまうが土日の副業と前職の時に支給された傷病手当でなんとか補える程度である。(それでも、土日は動く気力がないこともある)

なお、こんなことを書いているが実家には病気のことは話していない。数か月に1度会う頻度なのでそこまで重要度が高くないのだ。(とはいえ、今以上に重症化したりして入院が必要になった場合は言うつもりである)


ネガティブな情報は自分からシャットアウトする

この記事の中で一番重要な項目だと断言したい
世間を騒がせている不幸な事件、事故でTwitterのTLが埋まりがちな時はワードミュートを使う。バズってよくTLに流れてくる愚痴アカウントは先制ブロックをする。愚痴ツイートのRTが多いアカウントのRTを非表示にするなどして、精神衛生を守っている。
自分のことじゃないと分かっていてもネガティブな言葉は脳に残りやすいので、そういうことで心削られないようにすることは大事だ。

なお、ポジティブな話題であふれている時でも自分の心が弱っていると「みんなちゃんと頑張ってるのに自分は……」とネガティブになりがちなので、その時はそっとスマホを置き、溜まっているアニメや本の消化をするなどして外界の情報をシャットアウトする。
SNSはどうしてもキラキラした部分ばかり見えがちなのでそれらのキラキラからも時として心をガードする。

もちろん、このnoteも読むのがしんどければここでシャットアウトしてくれても構わない。情報渦巻くデジタル社会だが、全ての情報を受け入れる必要はない。


土日どちらかは必ずフリーにする

躁うつのせいなのか元からの性格なのか、予定をぎちぎちに入れる癖があり、発症する前は土日どちらも予定を入れて出かけるということが多かった。(それに旦那さんに付き合ってもらっていたのは、今思うと申し訳ない)
病気になってからは、動く気力ゲージの上限が下がってしまったので行きたいイベントがあっても土日どちらかは予定を入れないように意識している。
結果として、自分の体調を労わり平日のための体力回復をできている。
土日の副業も締め切りなどバッファを大幅にとることで、体調的に稼働できない日があっても締め切りをオーバーしないように努めている。


体調がいいのを過信しない

上記のと被る部分があるが、自分は限界まで動いてしまう癖がある。心療内科の先生曰く、それも躁うつの躁の面であるらしい。たまに来る万能感というか、何でもできる感があるが、そのまま走り続けるとくたばることを知っているので自分の中でセーブするようにしている。


体を冷やさない

これは健康な人でもそうだが、冷えによる不調はメンタルにも影響を及ぼす。飲み物は常温か温かいものを心掛け、天気予報のチェックをかかさず衣服にも気を使っていきたい。


愚痴アカウントを作る

人間どうしても口汚くなってしまう時があるが、それを吐き出すことを我慢するのも心によくないので、誰かに見せるべきではない愚痴を吐けるアカウント(非公開)を作っておく
心が弱っている時はつい衝動的にツイートをしてしまいがちなので、そちらのアカウントに引きこもるようにしている。


病院からもらった薬はちゃんと飲む

当たり前のことなのだが、治療するための薬なのでちゃんと決まった時間に飲めるようリマインダーをセットしている。(とはいえ食前のとかは忘れがち……)


以上が、弱った心を抱えて暮らすために、自分が心掛けていることである。
以前のように動けない悔しさもあるが、なってしまった現実は変えられないので現実を受け入れ、対策を考えていくしかない。
この病気と向き合うことでできたご縁もあるので、悪いことばかりではない。快方というのがあるかどうかわからない病気ではあるが、よくなる努力をこれからもしていきたい。

いただいたサポートは明日のお昼ご飯、勉強用の本、通院費、生活費になります。