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新しい時代のヒーロー、龍が如く7

※『龍が如く7』EDのネタバレはしないように書いていますが、本編の流れや中盤以降の踏み込んだことを記事の内容に含みます。

龍が如くシリーズが大好きだ。

今月、2024.01.26に最新作『龍が如く8』が発売する前に、7がいかに面白いかを独断と偏見で語らせてもらいたい。


龍が如くは1作目の発売当時からリアルタイムでプレイしてきた。
当時の私は大学生だった。

その後、就職や対象ハードを持っていなかったことでしばらくシリーズから離れてしまっていたが、結婚後PS3を購入したのを機に一気に龍が如く3から5まで進めた。

でもまた妊娠・出産でしばし中断。

その後、このnote↓でも触れたとおり、育児が一息ついたところでジャッジアイズから再開。

桐生さんの最終章と言われる『6』、新主人公+新システムに変わった『7』を避けていたけど、やっぱりジャッジアイズも面白いし「1人のファンとして、きちんと龍が如くも最新作までやろう!」と着手。

早速6から始めたけどあまりのストーリーのトンチンカンさに啞然…

これは発売当時にリアルタイムでプレイしてたらブチギレてたんじゃなかろうか。
※今でも納得してない。遥の諸々…桐生さんが全てを背負い込んで、つけた謎のケジメ…意味がわからん…返してくれ遥と桐生さんの日々…

6をクリアして憤りながら、7をプレイしはじめたら

むちゃくちゃ面白い。

2022年に描いたもの

桐生さんや八神くんみたいにドッカンバッタン敵をぶっとばさないなんて、龍が如くじゃないよ!とか思ってたけど、仲間を作って一緒に動き回るの超楽しい!!!

6があまりにも「・・・」だったから、反動で面白いのかもしれないけど、違うはず。

7からはバトルシステムがコマンド入力に

ジョブの種類と、それぞれの技がいちいち面白い。

ホスト(勝手に相手の誕生日祝う技◎)
料理人(巨大ペッパーミル攻撃◎)
占い師(蘇生使えるの怪しすぎて◎)



パーティーチャットや絆トーク、全部楽しい!!

体力回復だけでなく、絆を深める食事

メンバーと一緒に街中をうろうろすると、目に入ったものをきっかけに急にみんなが会話しだすシステム天才か!?
選んだメンバーと映画見に行くと、感想言いあえるのとかも面白い。
ちゃんとキャラクターそれぞれ好みの映画とかあるから、映画の作品によっては反応鈍かったりするのとかもフフッってなる。

私はいろんなゲームの中での食べ物アイテムや食事風景が好きで、とりわけ龍が如くシリーズでの食事はマスターのお酒の解説もじっくり聞いてしまうほど大好きなシーンの一つだが、
龍が如く7になってメンバーと食事処に入るとメニューによってトークが始まるのもほんっっっとに楽しい。可愛い。全メニューに対して作って欲しい。

街の散策が捗りすぎる。

(でもどのシリーズからか忘れたけど、マスターによるお酒の解説なくなったよね…メニュー選択の時に解説が書かれてるだけになってしまった…寂)

皆との街散策楽しくて、無駄に写真撮る


今までの龍が如くといえば、眠らない街・神室町が舞台で、桐生一馬という一匹狼なカリスマ主人公が率いてきた。
桐生さんにも仲間はいるし、みんなから愛されてるけど、桐生さんはなぜか群れたがらない。
みんなは桐生さんが好きで、助けるためにそばに集まるけど、桐生さんから声をかけてるわけじゃないし桐生さん自身は相手から距離を置こうとする気配すらある。
今までの龍が如くはネオン煌めく夜の街のゲーム。

でも7からの主人公・春日一番(イチ)は、太陽みたいな存在。
舞台も横浜・伊勢佐木異人町メインに変わった。
中華街も飲み屋街も風俗街あるし、夜の繁華街も出てくるんだけど、なぜか『龍が如く7』といえば昼の浜北公園が浮かんでくる。

パーティーの仲間たちと「あそこのパンはおいしい」とか「ここの風景が好きだ」とかなんだかんだ喋りながら駆け抜ける横浜は、イチの遅れた青春の1ページを飾るような爽やかな青空のイメージが強い。
老若男女関わらず気軽に声をかけ、周りにもどんどん人が集まるような昼の街がイチに似合ってる。

人柄だね。

だって社長でもあるし。

町の傾いたお煎餅屋さんをデカくしていくサブストーリーがあって、株主総会でのバトルも最初はダルかったけど、だんだんクセになってくる。

株主総会でクレーマーを黙らせろ!

イチはもはや、ソープ生まれで神室町ヤクザの下っ端をやっていた頃とは違う。

町の人たちみんなに愛され、期待を背負う新たなヒーローなのだ。


桐生一馬は孤高のカリスマだったけど、春日一番は仲間と共に未来へ突き進む。

これまで、龍が如くシリーズでは複数主人公に変わった4がダントツに面白くて好きだったけど、7が一番好きになった。

0も捨てがたいが、7は仲間たちの絆が素晴らしい。

全てのストーリーを終えて、エンディングまで見終えた時、この仲間たちとの旅よ終わらないで!ってとても切なかった。


8の発売楽しみだけど、7のシナリオは超えられないんじゃないかな…って不安すらある…

7のエンディングを飾る、湘南乃風『一番歌』がまた良すぎるんだ…

0の『バブル』も最高に良かった。
でも7の『一番歌』は、もうシナリオとキャラクターと作品にマッチしすぎていて泣けてしまう。


最後「え〜〜!?…え!?」ってなったタイミングでこれが流れ出すのがニクすぎる!

この曲だけ聴くよりも、このストーリーを味わってから最後に聴くのじゃ深みが違うはず…

ぜひ、味わってほしい。


そして、龍6から7までの間に桐生さんは何をしていたのかが描かれている『龍が如く7外伝』では、今まで孤高だった桐生さんの重い心の鎧が剥がれてくるのが見えてまた良い。

▲去年買ったゲームの中で『龍が如く7外伝』を一番面白い作品として紹介しました


龍が如く8で最も期待していることは、イチが今まで通り仲間たちとワイワイしてくれること。

そして、桐生さんが遥たちと普通に再会できることです!

勿論、真島の兄さんたちにもそばにいてほしい。
龍司もハワイでばったり再会してくれていい。

(谷村や品田はどこで何をしているのか…)

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