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【雑記_5】魔法の言葉"ところがどっこい"


「ところがどっこい」という言葉が好きだ。


「ところが」で終わっても意味的には差し支えないはずなのに、
「どっこい」をわざわざ付けてしまう日本人が好きだ。

なにかとてつもなく嫌なことがあったとき、
心の中で「ところがどっこい…!」と呟くとすべてが好転する気がして好きだ。


「どっこい」が果たしてどこからきたのかは正確には判明していないそうだが、一種の説によると相撲の「どっこい」が語源だそう。なんて力強いんだろう。

たしかに、

「雨が降っていて気分が沈んでしまう。ところが、犬はいつだって元気だ」
「雨が降っていて気分が沈んでしまう。ところがどっこい、犬はいつだって元気だ」

この2つの文だと、後者の方が私と犬のギャップが激しいような気がする。恐るべし、相撲語源の"どっこい"の力強さよ。

この力強い逆接は日常でもどんどん活用していきたい。


「残業時間おなかが減ってきてへとへとだ…。
 ところがどっこい、帰ったらいいお肉が私を待っている!」

「仕事でミスるわ友達にドタキャンされるわ…最近つくづくついてない。
 ところがどっこい、私には愛して止まない推しがいる!」


「鏡をみて自分の顔のひどさに絶望するけど、
 ところがどっこい、加工だと可愛くなれるのだ!」


いや無理やりすぎるだろ、という世間の声が聞こえてこないわけではないが、いいのである。多少の無理やり感を押さえ込んくれるのがこの接続詞の強みといってもいいだろう。


魔法の言葉「ところがどっこい」
ぜひ皆様の人生にも取り入れていただきたい。



m.

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