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【尾道市因島】アーティスト聖地巡礼〜「ポルノグラフィティ」のまち尾道市因島① しまなみカレー ルリヲン 2024/9/12

聖地とされるまちには、大きく分けてふたつの聖地が存在します。

ひとつは作品・アーティストにまつわる聖地。

作中、歌詞に登場した場所
生家や出身校、行きつけのお店

ふたつめは

ファンが集うお店

今回訪れた「しまなみカレー ルリヲン」は後者。

ルリヲンは土生(はぶ)商店街に属しており、
ポルノグラフィティファンが集まるお店として有名です。

因島の中心地、土生商店街。
ホテルや民宿が集中しており、観光やイベントで島内に滞在する際、拠点として使われることが多い場所。
港を中心に栄える港町といった昔ながらの構図を今でも保っており、
歴史を感じられる一角となっています。

ルリヲンの位置は土生港の前。
岡野歯科の奥、土生港を出て見える位置。
お客様駐車場を備えているので、
先客で埋まっていなければ土生港パーキングを介さなくとも立ち寄れます。

土生港前

ベスパ50Sヴィンテージが鎮座し、
レトロなブリキ看板、小物が置かれた店舗外観は、
ぱっと見カレーショップには見えません。

が…

お好み焼き屋から焦げたソースの香りがするように、
ガチめなインドカレーの香りがするんですよ。
スパイスの香り。

店内に入ると、外観とは裏腹にいかにもインドカレーのお店

…ではなく。

そうそう、ポルノグラフィティファンの集まる店だっけ。

ニルヴァーナのCD!
ピストルズの本!
ザ・タイマーズ特集記事の雑誌!
甲本ヒロト特集記事の雑誌!
フェンダーのギター!
やたら良い音のスピーカー!

ロックだ。
めっちゃパンクロックしてる。

僕が島ごとぽるの展のTシャツを着ていたこともあり、
店内BGMがポルノグラフィティへ。
粋な計らいです。

見た目がザ・バンドマンなトモジさん曰く

「仲間ともどもパンクが好きでして。
気がついたら棚が増えて、こうなっていました」

下北沢の、バンドマンが集まる喫茶店のような雰囲気。
方向性のあるお洒落。
これは刺さる人にはとことん刺さります。
僕は刺さりまくりましたね。

お店を立ち上げたルリさんは、因島→東京→因島という異色の経歴。
インド料理学院で学んだインドカレーをベースに、
辛さを抑えながらもスパイスを感じられるカレーを作られています。
人柄を映した、優しく華やかな味。

全部のっけカレー大盛り

あっれ?
今わしゃあ東京かどっかにワープしとるんかいの?
ボーカル決める会議か?
わしわし。わしにしんさい!

「お皿下げてええですか?」

カレー屋じゃった、そういえば。
旨いカレー屋。
因島の。

因島×音楽×カレーが、島の時間を変えていく。

人生に、スパイスひとつ。

しまなみカレー ルリヲン。

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