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文具語り/1.5mm4色ペンシル

おはよう諸君って感じの朝だな。
カーテンを開けると結露した窓、北海道の春はまだ寒々としている。
今日はビンテージペンシルの話をしようか。

☆1.5mmってなんだ

1.5mmってなんだ⁈聞いた事ないぞ!
なーんて思った方も居るだろう、時は20世紀前半、まだ細い芯が作れなかった時代の規格だ。
当然ながら0.5mmなんて芯はどこも作れなかった、この後に開発される0.9mmですら当初は細芯とされたものである。
しかしながら時の流れは速い。
あっという間に芯径はどんどん細くなり欧米の主流は0.7mm、日本は0.5mmとなった。
無論1.18や1.5、1.8なんて旧世代の規格は衰退の一途を辿る。
1.18はまだ芯が供給されているが1.5mmはバカ高いデットストックを買う他ないのだ。

☆概要

ドイツ製 4色ペンシル 1.5mm

このタイプのペンシルは"four in hand"という製品が有名だ。というかこれももしかするとその製品なのかもしれない。
しかしながら"four in hand"はイングランド製、ドイツ製じゃあ無かったはず…
詳しい方が居たら教えて欲しい。
軽く使い方を紹介しよう。
①クリップが付いている八角形部分を回して出したい色の丸窓とクリップを大体合わせる
②八角形部分を前にスライド
(日本語力が無くて申し訳ない)

こんな風にするんだ。

ほら、楽しそうでしょう?
ちなみに、芯は2.0mm芯から削り出している。現物合わせという原始的な手法でも充分な精度が得られるしそもそも実用なんぞ求めてない。

極原始的固定

そして芯を固定する。うん、拍子抜けするくらい原始的だ。こんなんでも意外と問題ない。
金属疲労は怖いけどな。

☆個人的評価

価格→評価不能
・ルーマニアの業者から買ったが故、値段はなんとも言えないのだ。
・送料込みで3500円ほど、満足。
性能→★★☆☆☆
・別にこれより使いやすい4色ペンシルなんて無限にあるだろう。
・1.5mm芯を作成する手間が辛い。
外観→★★★★★
・カッコいい。主観だけどね。
総評→★★★★☆
・浪漫だけあれば何も要らないって考え方もありかなと思うね…

☆おわりに

ビンテージペンシルは奥が深い。沼である。
僕も気づいたときには引き摺り込まれていた。
"おかねだいじに"モードで挑まないとね…
ではまた。

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