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4年目の秋です

おはようございます。
こんにちは。
Sette Nailです。

緑が丘駅近くに拠点を置き、4年目となりました。
美容室の間借りでお客様はほぼほぼゼロの状態から始まり、マンション内でお隣の部屋に移転。
昨年の10月にスタッフを1名迎え今に至ります。

ここに至るまで、私1名で営業しているときとスタッフを迎えた後の2名体制では心境的には大して変わったようには感じていませんが、状況は大きく変化しました。

良い変化

良い変化の具体的なものは、
スタッフが居ることでサロンに活気が出た。
フットとハンド同時の施術が可能になった。
検定試験の試験官等で土日にサロン不在時にサロンを閉めずに済む。
売り上げの増加。

他のサロンさんと同様にこの辺りのメリットが大きいのではないでしょうか。

スタッフが居ることでサロンに活気が出た

お客様と2人きりの空間ではなくなったことで、必然的に活気が出ました。
リクライニングチェアで2名体制のサロンにしてはあまり広い空間ではないので、会話の声などで過ごし難さのご指摘を頂くかと覚悟していましたが、こちらは今のところ問題なさそうです。

検定試験の試験官等で土日にサロン不在時にサロンを閉めずに済む

土日は接客業種にとっては1週間の中でも重要ないわゆる稼ぎ時です。
ネイル業界には主に2つの検定試験があり、ネイリスト技能検定試験とジェルネイル技能検定試験です。
他にも細かいものはありますが、こちらの2つはネイリスト業務においてのベーシックな基礎知識と基礎技術を身に着けると共に、サロンで就職する際にそのネイリストの能力の指標にもなります。
こちらの試験の開催が毎回土日開催となり、サロンを1名で経営していた時にはお客様のご予約をお断りせざるを得ない状況でした。
スタッフが2名となり、お客様をお断りせずに済むようになったのはとても有難いことでした。

売り上げの増加

人が1人増えたのだから当たり前と思うかも知れませんが、うちのスタッフは前のサロンの事情でお客様を引き連れて移ってくることが難しく、初月は私のお客様を2人で分け合って施術をしていました。
うちのサロンに関わらず、必ずしもスタッフがお客様を抱えてやって来る訳ではありません。
以前に指名を頂いていたお客様は「そこのサロンが生活の便宜上都合がよく、そこのサロンのその価格で提供しているスタッフの中で、ご自身の心地よいスタッフを選んでいる」のであって、場所や価格などの条件が代わってしまったり、そもそもスタッフ自身にブランクがあったり、在籍していたサロンのお客様へどこに移るのかを伝えることが前のサロンとの契約違反となる方も居て、サロンにとっての都合の良い雇用はなかなかありません。
自身で1からキャリアをリスタートする選択を取る場合も多いので、スタッフが増えれば即目先の売り上げが上がるということではありません。
始めの3か月は本人も私に取っても忍耐が必要な期間でした。

ポスティングはどんなにやっても今の時代気休めにしかなりません。
行かないよりは「何か行動を起こしている安心感」という点では良かったと思います。
web予約関係は体感として、広告掲載スタート時、掲載プランのランクアップ時から3か月ほど経たないと効果は中々実感し辛いものだと感じています。
有難いことにうちのスタッフは忍耐強く誠実な接客を続けてくれたお蔭で、スタッフ自身の売り上げも3か月で大手サロン勤務のネイリストの月収を超え、半年で同年代の女性の平均月収を超えるようになりました。
それに伴い、私自身もオーナーとしてスタッフに負ける訳にはいかないという責任感と自覚が強まり、自身の売り上げも大きく伸ばせるようになりました。

こう考えるとデメリットがない様にも感じますが、メリットとデメリットは表裏一体なので、ゼロという訳にはいきません。

問題点

業務委託としてスタッフに働いて頂いています。
私たち接客業は日によってお客様のご予約状況の波があり、どうしても暇を持て余してしまう時間もあります。
雇用として勤務していてころは「この時間に病院に行きたいなあ」とか「こんなに暇ならゆっくり出勤したいなあ」とか「夜何もしない何時間っていうのは無駄だから早く帰って寝たいなあ」ということをいつも考えていました。
集中して効率よく身体と心を休めて元気に仕事に取り組んで欲しいという思いからこのスタイルでの勤務をお願いしています。

好きな時に休めるというのは逆の現象も生んでしまいます。

勤務時間の縛りがないということは逆も然りです。
頑張りたい気持ちやお問い合わせの多い日は12時間勤務になってしまったり、サロンを閉めたくない一心で、スタッフのお休みやお客様のご希望を優先させて自身の休日を削ったり、通常設けている営業時間外の予約を受けるようになってしまいました。

お客様のご要望はどうしても重なってしまうことが多く、平日の夜の時間帯や土日祝日に対応できるキャパシティを超えてしまうと、対応可能時間を伸ばすほかありません。
(サロンの対応範疇を超えてしまっているので、通常であれば増員を検討すべき段階です)

これに関しては物件の問題や私自身の経営能力の無さという問題ですので、たくさんのニーズを頂いている点では嬉しい悲鳴なのかも知れません。

もう一点は、完全なるプライベート空間ではなくなったということです。
2名重なっての出勤ですとどうしても完全なプライベート空間をご提供は難しくなります。
また、当店は指名制度を導入したため、今まで以上の金額のお支払いを望まないお客様も勿論いらっしゃいました。
この件に関しては本当に心苦しく感じましたが、スタッフへ施術を振り分けるうえでの指標が必要となり、お客様からのお声には施術中にお話しさせて頂き、ご理解頂けるよう努めて参りました。

スタッフが1名いることでの学びや気付きは多く、スタッフにも応援して下さるお客様にも更に感謝の気持ちが高まりました。

結びに

つらつらとこれまでの事を書き記しましたが、更なるニーズにお応えするべく業態拡大とスタッフの増員を考えており、きっと今ここがサロンの分岐点となっているだろうという考えもあり、一旦これまでの事を纏めてみました。
来年には1名ネイリストを増やしたいですね。

日々感謝と、このサロンを訪れたお客様が心が軽くなったり、テンションが上がったり、次の来店が楽しみになるようなサロンでありたいと思います。