京都・古典芸能・現代音楽を結ぶ『四条河原町ヘテロフォニー第1巻“純情編”』
わたしは情緒豊かな古都、特に京都をこよなく愛してきました。
あの風情ある街並みに古人の粋を感じ、心を潤う古くからの風土に胸を打たれます。
いにしえの時代から、現代もなお受け継がれる伝統文化の存続はこれからも願わずにはいられません。
現代のクラシック音楽に長く関わってきた人間として、我が国の伝統芸能の価値観をずっと意識してきました。
そして、今の我が国の時代の作曲家から生まれる音楽と、何か共通の侘びのごとく慎ましくも豊かなテクスチャを伝統音楽にも感じるようになったのです。
そのような背景を意識して、今回、京都を拠点し現代音楽の演奏家として船出を決心した若きヴァイオリニストの物語『四条河原町ヘテロフォニー 1 “純情編”』をアメージング出版から出版し、8月8日から発売を開始いたしました。
伝統と現代の交歓とも言いましょうか、その歓びにも相当する妙味を主人公、屋島稜水(やしまりょうすい)が現代音楽と伝統芸能を広く伝えようともがき、自分の夢を追い求めていくストーリーです。
比較的敬遠されがちな現代音楽。この課題に直面している現状を創作物語を通じて訴えたかったのです。そのうえでの現場で日夜奮闘している、作曲家、演奏家への応援メッセージでもあります。
また、ぜひ音楽を学び、志す若い方々に読んでいただき、音楽と人生の苦難を乗り越えるための励ましの一助となれば幸いに思います。
大手書店のほか、電子書籍も購入できます。
Amazonで予約ができますので、ぜひ、お買い求めくださればこのうえない幸いに存じます。ぜひともよろしくお願い申し上げます。
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