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何故だろう?という話

国民的アニメドラえもん。

その中でもジャイアンこと剛田武は、劇場版では男気を見せたりいいヤツ要素が多いので劇場版ジャイアンなんて呼ばれている。

しかし、ジャイアンよりも劇場版に美化されているキャラクターがいる。

野比のび太である。

のび太は運動や勉強は出来ないけど、優しくて人の気持ちが分かるなんて言われてるが、なかなかのクズである。

それを象徴するのが、僕より駄目なやつが来たというエピソード。

この話ではのび太より運動も勉強も出来ない少年が転校してくるのだが、のび太はその少年のことをドラえもんにこう言っている。

なんて素晴らしいことだろう、この世に僕より駄目な子がいたなんてと。

更に自分よりも駄目な存在に気を良くしたのび太は、転校生に優越感を覚え、挙げ句には上からマウントをとる様な発言もしている。

いつも、ジャイアンやスネ夫に馬鹿にされた、弱いものイジメをされたとドラえもんに泣きついている人間が、自分より駄目な存在をみて、同じことをする。

のび太は自分が駄目な少年だったからそうならなかっただけで、出木杉の様に勉強も運動もそつなくこなすことの出来る少年だったなら、ジャイアンよりも悪質なガキ大将になっていた可能性がある。

そんな人間が、本当に優しい少年なのだろうか?

いま一度考えてみて欲しい。

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