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必要ないけど助かるという話

多分私はそれっぽいことを言ったり装うのが得意だ。

まあ、これが得意でもなんの得もないが。 

でも助かる場面はたくさんあった。

特に学生時代なんてそれっぽく装えることで何度危機を脱してきたか分からない。

実際小中学生の頃ってなんでも知ってなきゃいけなかった。

流行りのアイドルとかバライティ番組とかね。

その上で運動や勉強、一芸があるとなお良いみたいな空気感があって、そういう時期をなんとかやり過ごすにはうってつけだった。

途中からそんなに無理してまで居なきゃいけない場所じゃないって気がつくけど。

それっぽいことを言えることは今でも楽なこともある。

自分のしたい話に持っていきやすいし、空気感も自分の土俵にしやすい。

真っ当な道を歩いてこなかったら詐欺師にでもなっていたんじゃなかろうかと自分で思うくらいには口で難を逃れてると思う。

特に褒められたもんでもないけどあると助かることもあるんだなってくだらない話。

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