年末年始観たもの聴いたもの

年末辺りからなんとなく色々あってそういう時はコミュニケーションを最小限にしておとなしくしているのが一番良い、という自分なりの解決策に則って久々に色々観たり聴いたりした。年齢に伴う体力の低下なのか、集中力の低下を感じるタイミングが増えたので、ドラマや書籍をしっかり完走する、ということが少し難しかった気がしたのだが、とりあえず良かったものを抜粋。

RIZIN45

そりゃそうだろうみたいな感じだし、体験できないじゃん、と言われればそれまでだけどやっぱりこれが一番。細かい内容はさておき、RIZINを現地で観戦するようになって3年程。関東圏は基本的に現地で見る様になった。安くないチケット料金を払って、価格に見合わないと感じる大会も何度もあったけど、そうやってがっかりしながら帰る道もRIZINを見る魅力の1つだと前向きに考える様になった。今大会のコンセプトは割とそういう事を訴えていたので、今回もまたそういう残酷な現実を見せられるのかなと構えていた部分もあったが、結果としては笑って帰る事が出来た素晴らしい大会になった。最後の堀口のプロポーズも含め、満足な年越し(帰りの電車の中)だった。

特殊作戦部隊:ライオネス

元々イエローストーンを追いかけている途中に同じ脚本家のテイラーシェリダンが新シリーズを始めた、ということで楽しみに待っていたら12月に突如U-NEXTに出現してきた。実在した対テロ部隊であるライオネスをテーマにした作品。高評価目標の近くにいる女性(娘や妻)に近づき潜入捜査を行い、関係値を構築して情報を引き出し、その情報をもとに暗殺などの処理をする、というなかなか現実味の薄い作戦を実際に行われていたというのもなかなか凄い話。中身はともかくとして、メインキャストが基本的に女性ばかりというところが個人的には面白かった。テイラーシェリダン作品、基本的に男臭い(場合によってはそれは男尊女卑とも取られる)ものが多い中で、中軸を担うキャストが全員女性ということで、何か表現に変化が産まれるのかと思ったがそこはやはりテイラーシェリダンという感じ。テイラーシェリダン作品、色んな問題から目を逸らさず(逸らさせず)、残酷すぎる描写も踏まえて見せてくれるという点が非常に気に入っている。

SEAL TEAM Season5

同じ特殊部隊モノでもこっちは連続シリーズのシーズン5。だいたい中だるみが起きてこのあたりで打ち切りになるシリーズは多いわりにSEAL TEAMは健闘してSeason7までの更新が決まっている様子。U-NEXTでは早速SEASON6まで配信が更新されていた。サイドストーリーも程良くあるが基本的にはドンパチやってるところを楽しむドラマ(SWATに近い)。

暇と退屈の倫理学

夏ぐらいに購入して完全な積読になっていたものを、時期も時期だし、と読んでみた。暇と退屈の違いから、贅沢とは、みたいな話とかここ1年ぐらい割とため込んでいたけど言語化できてない色々が書き記されていて、少しずつではあるが読み進めることができた。こういう哲学関連の書籍は他の書籍と並行して少しずつ読み進めるのが良い、という事もわかった。これは手元に置いておいて、何度か読み返すとそのたびに見え方が変わる様な気がするので、小さい本棚行き。

今更聞けないお金の超基本

40代に突入したということで、改めて自分のマネーリテラシーも振り返って、且つ体系的に理解しなおす必要があると思い手に取った一冊。お金に関してはお世辞にもセンスが良いとは言えない(というより血筋的に超劣悪)ので、ここからの10年はそのセンスを受け入れ、悪いなりに色々と改善していきたいと考えている。これも多分本棚に行き、繰り返し読み返すことになりそう。こういう本は読まなくても余裕っしょ、みたいな層はいるし、何なら馬鹿にされるのかもしれないが、そういう事も含めて受け入れて行くのがこの先10年後の差になるかな、と思った。

1984年のUWF

元々かなり前に一度読んでいたが、格闘技熱が上がる前だったので改めてこの機会に読み返してみた。UWFの誕生と、佐山聡の本物の格闘技(書籍の中ではシューティング)とは何なのか、最強とは何なのか、という問いについて様々な関係者の証言と共に検証されているものだが、読み進めていくうちに当時のUWF=今のブレイキングダウン、前田日明=朝倉未来、更に付け加えるならターザン山本=佐藤大輔か。強さと経済性、現実と幻想、というような相反する要素をどのように消化し、バランスを取っていくのかという命題は今も尚残る課題として格闘技の世界に存在している。特に日本においてはその傾向が顕著になっている。強さだけで食える時代はいつになったら来るのか(TOP BRIGHTSの無策さにハラハラしながらキーボードを叩いている)。

ラランドの声溜めラジオ

年末に今更かよ、という感じでハマったのはラランド。たまたま何かのラジオかPodcastにゲストで来ていて、思っていたイメージとは180度違うキャラクターで切れ味の鋭さにファンになった。女性芸人(という表現が正しいのかはわからないが)はある程度まで行くと社会的な声が強くなるからなのか、文化人にピボットして行ってキレの良さが失われる様なイメージがあったが、サーヤに関しては全力でその方向に進むことを拒否しているような発言を時折放つので、その辺りが聞いていて楽しい。ニシダのクズさはまだそこまで目の当たりにはしてないけど、二人のバランスが良いので単純に会話を聞いていて面白い。

他も色々あったけど、たとえばPerfect Daysとか。これは若干年末年始を越してしまっていたのでまた何かの機会があれば。

色々やる気は増しがちな1月ならではの投稿。でした。

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