孝太郎の願い
今まで娘のことばかり話題にして脚光を浴びていなかった長男の孝太郎。今日はそんな3歳になったばかりの息子の話を紹介したいと思います。
孝太郎はしっかり者の長女あかりと比べるとしまりが無く、いつもとろけるような笑顔でふざけまくる子です。私の血筋でほっぺたがかなりふくよかで体型は大輔の血筋らしく、むっちりぷよぷよなのでなんだか七福神のエビスさんのような男の子です。いつになったら引き締まっていくのかと思い、2年がすぎ、今でも赤ちゃんみたい。そんなこと言ったら怒られそうですが。
先日いつものようにキッチンで料理をしていたら、
「俺をバカにしてんのか!!!」
としゃがれた怒鳴り声が聞こえるではありませんか。
びっくりしてみると、テレビもついていないリビングに二人のかわいい我が子。誰が言ったの?!と聞くと、「こうちゃん」とあかり。どうやら幼稚園に入った途端、私たち両親から受け継いだ(?)いい耳でいろんなお兄ちゃんたちの言葉をキャッチしているらしいです。あんなエビス様のような永遠のプニプニ顔のこうちゃんの口からこんな言葉が出るなんて!!ショックだけどなぜか笑えました。
いつもヘラヘラのおふざけ孝太郎ですが、泣くときは泣きます。大輔お父さんに怒られて歯磨きを拒む孝太郎。ものすごい勢いで泣きまくり、落ち着いたところで
「そういう時なんて言うの?」と、父大輔。
「…(ヒック、ヒック)ご、ごご…」
「…ごちそうさま。」と孝太郎。
(心の声)『ご、ごちそうさま?!』
この瞬間立ち会っていた私は大輔と必死に笑いをこらえる。だめだ!今はちゃんと大切なことを教えている時間なんだ、、、と思いながら、湧き上がってくる笑いに肩が震え出し、目には涙がこみ上げてくる!育児も大変なものですね。
そんな孝太郎は意外と意思がはっきりしているんです。お腹の中にいる時から、性別がわかる前日、いつものようにせっかちで待ちきれない私は男の子なのか、女の子なのかが猛烈に気になっていてお腹をさすりながら、「今日の夢で男の子なのか、女の子なのか教えてくれる?」と聞いてみることに。翌朝、やっぱりダメか、なんの夢も見ませんでした。そこに「おはよう」と起きてきた大輔。「さっき頭の大きな男の子が出てきた夢見たよ」と。結果はズバリ、ほっぺの大きな男の子が入っていたと言うわけです。
そして、しばらくしてから性別がわかったので今度は名前を考えることに。『大輔』だから『○輔』にしたいね。と言う話から、なかなかしっくりくる名前がなかったのですが、その頃黒沢映画にハマっていて『六輔』と言うキャラクターが出てきたのでおお、これはいいかもね、と6はバアちゃんのラッキーナンバーだし、6月生まれだし、ロック〜なんて呼んだらかわいい!と『六輔』で行こうと話していたのですが、ある日の晩。私の夢の中になにやら男の子のような存在が出てきて「六輔は嫌だから、この名前にしてほしい」
『孝・太・郎』
と、漢字までババン!と大きく出てきたのでここまで主張されたらそれに従うしかなく、この名前が命名されたと言うわけです。
そしてそんな孝太郎くん、今年の七夕のお願い事は何にする?と短冊を書くときに聞いてみると、一瞬の迷いもなく、「車が来ますように」と。「え?ミニカーがほしいとかじゃなくて?」「うん」。とりあえず、短冊に孝太郎の願いを書いて幼稚園に提出しました。幼稚園で笹燃やしをしてくれたようで孝太郎の願いも灰となり、お空へ舞っていったようです。その後、道を歩いていると孝太郎の好きな色の車ばかり横を通って行きます。するとあかりが「こうちゃん、本当に車がこうちゃんのところにいっぱいくるようになったね」と。微妙な言い回しの願いを心配して、(孝太郎へ真っ正面から車が来てくれても困るので)母は『車がほしい』にちょっと編集して(ごめん!)おいてよかった。。。でも無事、願いは叶ったようです。
その後、遅めの誕生日を祝いにバアちゃんたちが遊びに来てくれました。誕生日の子はバアちゃんとデートして好きなプレゼントを買ってもらえると言う夢のようなデートに孝太郎がいってきたのですが、私たちが帰宅すると、ババン!とキラキラ光る高級感漂う真っ赤なフェラーリが!6歳児用のラジコン・フェラーリを操縦する孝太郎。話を聞いてみると、一瞬の迷いもなく即決だったようです。
彼にはこの未来が見えていたのでしょうか?孝太郎の願いは日々、着々と叶っていっているようです。
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