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 今年の夏は例年のように思いきり出かけたり、イベントも少ないので身近なところでの遊びに知恵を絞っているパパママも多いことと思います。うちもです!みなさんはどんな夏休みを過ごしていますか?コロナ自粛なんて慣れちゃったツワモノもいるのでは?

我が家はビニールプールで涼んだり、先日100円均一で虫あみと虫かごを買ってあげました。今までにこんなに虫を意識したことがあったでしょうか?帰国して子供達が幼稚園に行き始めるようになってから、急に虫に興味を持つようになりました。山に住んでいるので虫の宝庫。子供には宝の山なのでしょうね。セミ、トンボ、蝶、クモ、バッタ、カマキリ、ダンゴムシ、カナブン、きっと探すところ探せば子供達の憧れのカブトムシやクワガタなんかもいるんだと思います。

 自分が見つけた虫に狙いを定めて虫あみでシュ! 捕らえた虫は急いで虫かごへ入れられます。でも十分間近で観察したのち、次のお客さん(虫)が来たら前プリズナーは釈放されるのが阿部家流。飼いたい!とか言われちゃっても困るし、虫かごにワサワサ動き回る虫怖いし、人間の勝手で閉じ込めちゃったらかわいそうだから。

 今まで気づかなかったのですが、セミでもいろんなセミがいるんですね!今までは全く意識してなかったから、ミンミンゼミとツクツクボウシくらいの泣き声しか聞き分けできませんでした。気にしてみると、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの他にニイニイゼミ、アブラゼミ、ヒグラシと結構いるものですね。意識を変えるだけでこんなに聞こえるものまで変わるのですね。今では夕方のヒグラシの鳴き声に癒されています。

 5歳の娘は活発な盛りで虫かごを弟に持たせて、しっかり虫あみを装備し、獲物を追いかけるのに真っ赤な顔をしながら追いかけています。獲物が捕れた時の誇らしげな顔といったら!獲物を追いかけるのって人間には遺伝子が組み込まれているのか、本能なのでしょうか。あの執着心はすごいですね。でもすごく楽しそう。間近で捕まえた虫の動き方を研究して満足そう。

当の自称都会っ子の私は比較的取りやすいアブラゼミを捕まえ、虫かごに入れられずにいる情けない母です。遠隔ならいいんだけど、素手で触るのはちょっと…。移住半年ではまだまだ慣れません。

 先日は隣のおばちゃんが「すいっちょんがいるよ」と子供達に教えてくれました。正式名はウマオイという虫なのですが、かわいい鳴き声の虫です。息子が気に入ったので緑いっぱいのお庭に連れてきたあげたのですが、放置してたらどこかへいってしまったらしく、行方不明に。日向ぼっこをさせていた観葉植物を部屋の中に入れたら、あれ?すいっちょんが葉っぱの中に隠れていたではありませんか。お外に出してあげようと戸を開けてポーンと放ってあげると地面にポトって落ちた瞬間!いきなり飛び出てきた庭の住人トカゲさんがパクリとすいっちょんを食べてしまいました。おそるべし、野生の世界。子供達は目の前で繰り広げられた野生界の弱肉強食の世界を目の当たりにして呆然。

 その後はすいっちょんの羽根2枚と足が2本だけ落ちていると思ったらそれを今度は蟻がえっちらおっちら大急ぎで巣に運んでいるではありませんか。子供達に「今度はアリさんが足と羽を食べるんだね。すいっちょんの命をありがたくみんなで分け合ってみんなの命に変えていくんだね。だから君達も食べ物を大切にするんだよ。ありがたくいただくんだよ」って偉そうに教育もさせてもらいました。

 この夏休みは例年と違うものではありますが、子供たちはどんな環境でも大きく成長できている夏休みになっています。

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