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はじめての運動会

 先週末は天候が不安定で一日中遅れの運動会になりました。今年は子供たちにとって初めての運動会。私たちも久しぶりの運動会。親になってからは初めての運動会でした。

 コロナの影響で2歳(3歳)児クラスに在園中の長男は別の日に行なって密を避けていました。幼稚園側も試行錯誤してくれて助かります。

 3歳の息子は家ではそんなことはないのですが、幼稚園内ではかなりの不良幼児ということが発覚。「帽子なんかかぶらない!ポーン!」「かけっこなんてやらない!やってもつまんないもん!」「体操しない!」とどれもやろうとせず、どうなることかと思いました。言われたことをやるのを嫌がるのは娘も同じ。遺伝でしょうか?そんな中、かけっこはなんとか私と走り、障害物走もよーいどんでトンネルくぐる前にまさかの砂遊び!でもなんとかクリア。初めての運動会でここまでできたならオッケーかな。

 最後は八王子市民にはお馴染みの『ぼくらの八王子』というダンスに。娘は恥ずかしいのと知らなかったのとで、いやいや先生に手を動かしてもらいながらブスッとふてくされ顔。息子はというと、じゃ〜ん!の曲の出だしでまさかの決めポーズ。あんなクラス一の不良幼児が!母は目を疑いました。振り付け知ってるんじゃん!そのあとは超ノリノリで踊りまくっていました。わからないものですね。可愛くてよかったよ、と伝えると「ぼくあの歌きにいったの」と一言。謎の3歳児です。

 5歳児の年長組はさすがです。かけっこに縄跳び、鉄棒、天狗下駄(缶ポックリのようなもの)、跳び箱などいろいろ披露してくれました。跳び箱は小さい5段ができるようになった!なんて言ってたのに本番では4段の列にちゃっかり並んでいる娘。失敗を見せたくない負けず嫌いも私にそっくり。でも実際飛んでみると写真のようにあんなに余裕のあるジャンプ!運動会をきっかけに随分とできることが増えて運動神経がとても良くなったのではないかと思います。

 そしてメインイベントは年長組のリレー。ここの幼稚園はみんなママ同士仲が良くて、今年はコロナで大きな声で応援できないからとクラスのママがみんな分マラカスを手作りしてくれました。ありがたい。「やっぱ声出しちゃダメなんだよね」って他のママたちに聞くと、「小さい声ならいいんじゃない?」って感じ。コロナって本当に楽しみを奪うわ!リレーの取り組みは1ヶ月ほど前から行っていたようで毎日先生がその様子を細かくお便りに書いてお知らせしてくれていました。クラスでどうやったら勝てるか毎日作戦を練っては練習を重ねていたようです。我が子は最初はバトンを渡すのが苦手でやだーと逃げ回っていたようですが、本番は第一走者の座をかけっこで獲得したらしい。まさかあの嫌がっていた子が!と先生もびっくりしていたようでそのことを始まる前に話してくれました。すると私の隣にいたママが「もうその話を聞いただけで…あかりちゃん」とボロボロと涙が。私ももらい泣き。まだ始まる前なのに。第一走者はマイクを使ってクラスに掛け声もしないといけません。普段遊びでマイク使って歌わせたりしているせいか、マイクの扱いと発声が完璧で誰よりも大きく「えいえいおー!」と掛け声をかけていました。こんなところで役立つとは!

 よーいどん!で出遅れてしまった娘。他の走者は二人とも男の子なので強敵。第二走者へのバトンは3番目になってしまったけど、差もそこまでなかったので良くやりました。子供達の一生懸命さに目に涙が溜まってきました。そして両隣では『小さい声なら。。。』と言ってたのにも関わらず、『ぎゃーーー!!!頑張れーーー!!!!』と声にならない叫び声で応援するママたち。やっぱそうなるよね。私も負けずにでかい声で応援しました。十数人バトンを渡し、抜きつ、抜かれつ、途中いろんなドラマを垣間見てアンカーはクラスのリレーにかけている男の子。思いっきり走ったのにトップを追い越せず、結果2位。2位でも十分頑張ったのに、その瞬間男泣き。それにもらい泣きをしてしまいました。周りを見渡すと後ろにいた大輔もママたちもみんな目を赤くして鼻をすすっていました。1位の子がかすれて見えるほど、2位、3位の子達の涙が美しかったです。我が娘は自分たちが2位でもケロッとしていました。予行練習で3位になった時はものすごく怒っていたのに、きっと達成感に満たされていたのでしょうね。園児たちに感動を与えてもらえた1日でした。

 そして子供達のお待ちかね、運動会のおみやげの時間。昔はノートとか鉛筆をもらったっけな。ここの幼稚園の年長さんたちは何をもらったかというと。。。しかもこれがもらえるということが噂になっていたらしく、みんなワクワク。先生の背中に隠されたブツを覗こうとする子も。

すると、先生の背後から、なんと『トンカチ!』しかもホームセンターで売ってるようなステッカーもついた大人用のなんの飾り気のないトンカチ。可愛さや子供らしさのかけらも放っていない、渋いトンカチ。

でも子供達は大喜び!「やったー!!トンカチだー!」って。面白い幼稚園でしょ?みんなの憧れのトンカチをゲットしてこれからそのトンカチで年長さんはいろんな作品を作っていくそうですよ。どんな作品ができるのかワクワクしますね。のびのび育っています。

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