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Jazzってなんだろう?

 Jazzってなんだろう?生まれた頃からJazzが流れている環境にいたので長いことの付き合いになりますが、一言で表せと言われても難しいものです。でも、この写真を楽器を持ったただのおじさん、おばさんに見える人たちもいれば、わたしには眺めているだけで鼻血が出そうなレジェンドたちなのです。そう考えると面白いですね。

 先月はありがたいことに、このレジェンドたちが演奏を繰り広げてきたブルーノート東京でのライブがありました。憧れの舞台。高校生でジャズにハマったわたし(もっとフュージョン寄りでしたが)は学校に内緒でやっていたバイトのバイト代を注ぎ込んで何回か背伸びしてブルーノートへ憧れのアーティストを見に行ったものです。勢いでデイヴィッド・サンボーンに話しかけてバックステージへ通させてもらった時なんてドキドキしたし、ジョー・サンプルと握手したあの手の感触は今でも忘れられません。

 そんなステージに自分も立てるなんて。先月はオーストラリア人シンガーのSara McKenzieさんとのコンサートであのステージへ上がってきました。今までいろんな舞台に立ってきたけど、こんなに思い出深い舞台はありません。ドキドキして通してもらったバックステージに今は自分がアーティストとしているって不思議な感覚でした。

 また、舞台から見る風景も新鮮で。本番はドキドキしたのに不思議と落ち着いている自分にびっくりしました。更にはちょっと待っているとドンドンいろんなフレーズが溢れるように浮かんでくるのです。あれ?あれ?こう来るか?って感じに。まるでレジェンドたちが助けてくれているかのようでした。またはジャズの神様がブルーノートにはいるのか?あんな感覚初めてでした。

 巷では、ジャズはもう終わったとか(わたしが生まれる前から)言われていますが、私にはいつまでも生き続ける、美学と尊敬、楽しさ、感動などを混ぜ合わせたかけがえのないわたしにピッタリな芸術なのだと思います。

 そしてジャズはナマモノ。即興演奏が入ることによって、ミュージシャン同士の会話を垣間見ることができるユニークな音楽。だから多くの場合、毎回違う演奏になりますよね。あと、若い人と経験を積んだ人との演奏もまた違うし、それでいて両方良さがある、それでいて同じジャズという言語を使って一緒に会話ができる。最高じゃないですか。

 わたしも将来ずっと進化し続けて、いい演奏できるように頑張りたいです。いつか、わたしの写真もあそこに飾ってもらえるように頑張ります。

 好きなことを追いかけ続けられるってどんなことでもいいものですね。

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