見出し画像

2024年6月 焚き火キャンプ

毎年、春と秋に定例メンバー3名で行っている焚き火キャンプ。今年も天候に恵まれ、お馴染みの那珂川川原で決行。

集合場所は、いつもの通り道の駅かつら。先に薪各種を調達しておく。しかし、金曜日というのに、この裏手にある無料キャンプサイトには、すでにテントがひしめくように立っている。明日になったら、もっと混み合うのは間違いない。が、隣の声が丸聞こえ状態でキャンプして楽しいかしら。ま、ひとそれぞれだから、いいけど。
全員集合した後に、ランチタイム。もりそば。ここの蕎麦は香りが立って旨いのだ。食後、野菜や卵などあれこれ食材を購入。

さあ、那珂川対岸の川原へ行こう。その前にコンビニで仕入れ。

昨年秋から、川原のどんづまりをキャンプサイトにしている。秋とは違って、ヨシが生い茂り、周囲から断絶されて、ほぼ完璧なプライベートキャンプサイトになっている。車から道具類を下ろして、早速、火を熾す。各自の動きにムダはなく、実に手慣れたものだ。

今回は、ぼくはここで燻製を作ると宣言していた。事前に下ごしらえを仕込んできたのは、サーモン、ホタテ貝柱、エビ、鶏ササミ。仕込みなしで煙だけかけるのはチーズ。

自宅用のスチール製スモーカーは重いので、ホームセンターで1000円ほどの使い捨てに近い段ボール燻製箱を用意してきた。
キキョウソウが咲いていた。
一通り、セッティングを終えて、乾杯。ぼくはエビスジューシーエール。
これまたお馴染み、Sさんが手塩にかけて育成している絶品糠漬け。この時点では浅漬けなので、サラダ感覚。これもいい。

さあ、本格的に飲み食い始めるぞ。

スモークサーモン、エビ、貝柱がそろそろ燻し上がっている。
Oさんは、数日前に奥多摩秋川で釣ってきたアユを串刺しに。
スモークサーモンは下に淡路の甘い新玉を敷いてオリーブオイルとレッドペッパーをかけてある。エビとホタテも旨そうに仕上がった。アユは遠火でじっくり焼く。

屋外で吞むビールは、ちっとも酔わない気がする。気分は高揚するんだけど。

持参してきたカラスミを切り、我が家の出汁漬けも出す。

おお、アユが焼けた。このサイズがいい。

腹ワタからかぶりつく。この香り。うんめえ。頭もそのままいける。景色もご馳走。

缶ビール、お代わり2本。

鶏ササミもスモーク完了。あとは軽く炙って。酒と味噌などを混ぜて漬け込んで下ごしらえしてある。
道の駅で買ってきたトマトとキュウリ。オリーブオイル、塩、レッドペッパーを振って。トマトが意外なほど旨い。
これまた道の駅で買ってきたハチクを皮のまま丸焼きする。

日本酒は燕三条の福顔、バーボン樽仕込みをロックで。いい香り。日本酒じゃないみたい。とにかく日が長い。が、さすがに、沈みかけてきた。

空全体が茜色にそまってゆく。とにかく鳥が多く、様々な囀りが賑やかに聞こえてくる。

ハチクがそろそろ焼けてきた。

中はいい感じで蒸し焼きになっている。味噌を少しつけて食べたら、アクもなく、旨味があふれ出てくる。日本酒との相性、よし。

安いチリワインの赤を開栓。

贅沢なひととき。焚き火とランタンの明かり。いいねえ。いつのまにか、すっかりジイサントリオになっているわ。撮影:M.Ogata
シイタケとタマネギを焼いて。本当は、天ぷらやダッチオーブンの準備もされていたが、担当Sさん、ロング缶3本で極楽にいってしまって、他のメンバーもなんやかや食べて飲んで、おなかはもういい具合かなあ、ということで、あとは吞んで焚き火を眺めて、たまにおしゃべりして、といつものパターン。対岸からは時々、若い連中の大きな声がもれ聞こえたりするが、気にしないのだ。

23時過ぎ、タープの下に設置してもらったベッドに寝袋を広げて寝た。
翌日は3時過ぎぐらいからもう明るくなってきた。6時には、町内放送で大きな音楽が流れてきて、起きるしかない。

今日もいい天気。というか、かなり暑くなりそう。目の前の川には、アユの稚魚がいっぱい群れ泳いでいる。

小さく火を熾し、朝のウォーミングアップ。ぼくは見そびれたけど、カワセミも飛んできたらしい。

アオハダトンボ。近くの河岸の葉っぱの上あたりを縄張りにしているようで、昨日から何度も見かけた。他のトンボが来ると、追い払っていた。撮影:M.Ogata
朝のSさんの糠漬け。今度は味がばっちり。ジャストなタイミングの旨さ。

朝メシは、ここ最近の定番は焼き餅だったが、前にもやったことがあるひきずり(ひっぱり)うどん。Oさんの故郷、山形の郷土料理。

納豆は、もちろんご当地水戸納豆。今や貴重な藁包み。
茹でたての生うどんを納豆とサバ缶混ぜたのに加えて混ぜる。
簡単にできて、これが旨いのだ。
食後のコーヒーは、道の駅で売っていた地元有名珈琲店のドリップパック。いい香りを楽しめた。
知る人ぞ知る、最高のキャンプサイト。土曜なので、朝になって、様子を見に入ってくる車もいた。この先、橋の方にも設営可能な空き地が2ヵ所ほどあるし、橋の下まで行けば、ぼくらもよくやっていた広い川原の空き地もある。
おや、朝からカヌーをやってる人もいるね。
アユが群れているの、分かるかな。一応、偏光サングラス越しにスマホで撮影。

片付けをして、いつもの通り、立ち寄り温泉、四季彩館へ向かう。

いつのまにか、土日は1000円になっていた。いつもスタンプカードもらうのだけど忘れてしまう。

ゆっくり、温泉源泉、露天風呂、サウナなど楽しんだ。風呂上がりに、昼メシにはまだ早いかなと言いつつ、メニューを見たら、新しいメニューができていたので、食べることにした。

大栗沢砂防ダムカレーセット、1200円。
傾斜をつけて作られた特注のお皿。ご飯にカレーをかけると、肉や野菜の具材はご飯の堰堤で食い止められて、カレールーだけ流れ落ちてくる。面白いねえ。誰が考えるのか。味はフツーに美味しいカレー。
ダムカードもおまけに付いて来た。

今回も堪能した焚き火キャンプ。次回は秋バージョン。どうかお天気に恵まれますように!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?