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いっしょにオシゴトロボを作ってみよう!

こんにちは、ユカイ工学のkurikitチームです!

2020年6月より続いていた、女子美術大学 × ユカイ工学kurikit 『ユカイなロボット開発プロジェクト』

今回は制作作品の中から、『いっしょにオシゴトロボ』のつくりかたをご紹介します!

工作レベル:★★★★
制作時間:約50時間

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現在、在宅ワークをされている方がとても増加しています・・・

そんなおうちで一人在宅ワークをされる方向けに元気を与えるロボットを作りたいと思います!!

材料と道具

ユカイな生きものロボットキット
ココロキット
・3Dプリンタ
・樹脂粘土
・ストロー
・イヤーピース
・3mm筒型プラ棒
・強力磁石
・はさみ、カッター
・テープ、ボンド、瞬間接着剤
・布、針金、リボン
など・・・


作り方

【工作編】
1. 設計図を作ります。

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まずは3Dプリントで体の土台を作ります。
そのための設計図を作りましょう!
モーターやココロキットのサイズをしっかりと測って、それらが収まる様に体の大きさを調整します。


2. 設計図から3Dプリント設計をします。
Fusion360というソフトを使って設計をします!

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モーターやココロキットが入る空間はサイズがぴったりだと入らないので
ひとまわり大きく空間を作りました。


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こんな感じ!
上半身の下の底辺と下半身の上の底面には磁石を入れるための丸い穴が空いています。

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本体は3分割しています。
頭にも磁石を入れるための穴が空いていたり、腕が出る穴が空いていたり、
モーターと3Dプリントしたものをプラ棒で固定するための小さい穴が空いています。


3. 3Dプリントします!
ウィィーーーーーーーーーーーン!!!

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実際にできたのがコチラ!!⬇

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いい感じ!!


4. モーターのコードを短くします。
コードが長いので短く切ります。
切ったところのコードのビニールを少し剥いで、一本一本繋ぎ直し、筒型のプラ棒で覆います。
そして、ずれないよいうにテープでで止めましょう。

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5. 磁石をつけます。
あらかじめ3Dプリントで作っておいた穴に、強力磁石をはめて瞬間接着剤でくっつけます。

Point!
蓋の部分はS極とN極がちゃんとくっつく様に表裏を気をつけて配置しましょう!

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これで頭の部分は磁石でくっつけられる物であれば、好きなアイテムをつけられます!

6. 3Dプリントしたものとモーターを合体!
3Dプリントしたものとモーターやココロキットを組み合わせます。

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3Dプリントしたものにつけた穴と、モーターにもともとついている穴があるので、そこに3mmプラ棒で貫いてモーターを固定します。


7. 樹脂粘土をくっつけます。
3Dプリントしたものに樹脂粘土を全体にくっつけます。
手が出るところの穴に粘土が入らない様に丁寧にくっつけていきましょう。

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8. 腕を作ります。
腕は結束バンド、樹脂粘土、ストロー、イヤーピース、バルーンアート風船で作りました。
まずはイヤーピースをモーターにつけて・・・結束バンドを下の様にガッチリと止めます!(長さが足りなかったらストローで長くします。)

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これを軸にしてストローや樹脂粘土、バルーンアート風船をお好みでつけて腕を作ります。

私のはこんな感じ!

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でーーーーーーん!!!!!!!

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本体につけるとこんな感じ!


9. 洋服やメガネを作ります。
裸じゃかわいそうなので・・・お洋服を作りましょう!

私はサラリーマン設定なので・・・
ビニール針金でメガネを作ったり、洋服はのびる生地でスーツを作りました!(伸びる生地で少しだけ小さいサイズで作ってあげると、ピタッと着ることができます!)
リボンでネクタイを作ってあげたり・・・ボタンをつけたりして・・・
こんな感じ!!

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10. 周りの家具も作ります。
3Dプリントした家具に色を塗ったり、インテリアシートを貼ったりすれば・・・

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これで本体と家具はすべて完成!!!!!!

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ちなみに本体の大きさは私の手に乗せるとこのぐらいです!

身長は14cm。
体の直径は8cm!肩まで入れると10cmぐらいです!


【プログラミング編】
スクラッチでプログラミングをします。

私は「使用者の動きに合わせてパソコンをカチャカチャしながら、たまに元気をくれる様な言葉を投げかけてくれるロボット」を作りたいのでこんなプログラミングをつけました!

まずは拡張機能を追加から音声合成、ココロキット、ビデオモーションセンサーを追加します!

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そして『使用者の動きに合わせて腕を動かす』には・・・
こんなプログラミング!⬇︎

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使用者がPCの前で動いている時はロボットの腕が動き、使用者が仕事をやめてPCの前からいなくなったらロボットの腕が動くのをやめる」プログラミングです!

また、『使用者がPCの前から離れた時や戻る時に声をかけてほしい!』と思ったのでこんなプログラミングも追加しました。⬇︎

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そして、『決まった時間にアラームみたいに声をかけてほしい!』と思ったのでこんなプログラミングも!⬇︎

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時間の変数をたくさん追加しました。
これで自分の好きな時間に声をかけてくれます!

これですべて完成!!!!


【実際に動かしてみよう!!】

こんな感じでPCをカチャカチャしてくれます!

私が休憩に行くタイミングにはいっしょに仕事をやめてくれて・・・
作業を再開したら声かけてくれる!カワイイ!!
時間になったら声かけてくれるし!
うちの子なんて優秀なんだ・・・・!!!笑

オシゴトロボは在宅ワークだけでなく・・・

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例えばドラムやピアノなど楽器を叩くロボットにできたり

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駄々をこねるロボットにもできたりするので笑
想像の幅は無限大です!!!∞

今回紹介したオシゴトロボの作り方は3Dプリンタを使うので、ちょっと作るのは難しいのですが・・・

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3Dプリントの土台の部分はこんなアイスの容器とか、丸いカップがついている容器を使えば、形は違いますがもうちょっと簡単に作れると思います!

また今回使用した材料と全く同じ物ではありませんが、同じ似た様な材料であれば100円ショップで入手することが可能なので、簡単に作れますよ!!

皆さんも作ってみてくださーい!!!

製作者:とこくま。(女子美術大学)

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