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「桜の木」が示すもの ~【櫻坂46】アーティスト写真をよく見ると・・・~

先日、4枚目シングル「五月雨よ」のアーティスト写真が発表された。
1枚目~2枚目の「遊牧民風の連作」、3枚目の「革新」と続いてきたことから、今回はどのようなものになるのか、とても楽しみにしていた。

今までも、タイトルとは直接関係のない世界観が展開されていたため、今回も同様の形となることを予想していたのだが、4枚目は少し趣を変えてきた。

最初に見た時に感じたのは、全体的に「何か、はっきりしない」というものだった。
薄ぼんやりとした中に、メンバーの皆さんがいる。
背景にある桜の木も、「白一色」で色味がない。
タイトルにある「五月雨」から連想するのは、
長雨の季節に、家の中から窓ガラス越しに外を見ているような風景・・・
というものだが、どちらかというと、
映画「タイタニック」の冒頭にあるような「水中の風景」・・・
と捉えることもできそうである。
どちらにしても、「水」を連想させるものであることは確かだろう。
1~3作目までが、「乾いた大地」をイメージさせるものであっただけに、大きな転換と言えるかもしれない。
独自のスタイルを確立するために、羊たちと「模索」という放浪の長旅を続けていた彼女たちが、革新的な何かを掴んだことで、大きな木が育つ「豊穣な土地」に辿り着くことができたことを表しているという解釈も可能だろう。

「桜の木」というモチーフから、和風なものを想像しがちであるが、
衣装は、今までの流れのまま、洋風なドレスになっている。
色味がメンバーによって違うようなのだが、これは、布の色なのか、照明によるものかは判別がつかない。
細かな違いについては、これから、メンバーの皆さんが教えてくれるだろう。

背景に注目すると、「桜の木」が2本見えている。
右側の桜は、「欅坂46」のことを表現しているのだろうか。
とても太く大きな幹から、枝が幾重にも分かれている。
枝を数えると「9本」。これは、発売されたシングルの数を表しているのかもしれない。(9本目は、幻となったが。)
と考えていくと、左側の桜は、「櫻坂46?」となるのだが、
右の桜に比べて、まだ小さい。
ここから、「大きく成長しようしている姿」を表しているようにも思える。
枝の数も、太いものが3本あり、この数は、櫻坂46として出したシングルと同数である。
その枝の間から、小さな枝が1~2本出ているのだが、これは4枚目以降のシングルを表現しているのだろうか。

背景の「桜」が、「欅坂46」と「櫻坂46」を表していると仮定すると、
メンバーの配置にも意味がありそうである。
実際の写真を見てみると、やはり、右側の木(=欅坂46)側には、一期生が多い。尾関さん、菅井さん、土生さん、原田さん、理佐さんが、画面の右側に固まって配置されている。
上村さんが、ちょうど、両方の木の真ん中にいるのも、二期生に積極的に話しかけて、期の橋渡しをしている彼女らしい位置と言えるだろう。
左の桜(櫻坂46)側には、小池さん、小林さん、齋藤さんがいる。
これは、これからの櫻坂46を、彼女たちが積極的に牽引していこうとしていることを表しているのかもしれない。
「ジャマイカビール」組(小林さん、遠藤さん、藤吉さん)が固まって配置されているのも、このユニットが、今後の中心となっていくことの象徴なのだろうか。

センターの山﨑さんと森田さんは、どちらかというと、まだ「欅坂46」側にいる。田村さんもそうだ。
関さんや田村さんが、右側(欅坂46)にいるのは、年齢的な要素も関係ありそうである。二期生の中で、最年長組だからだ。

以前、タロットについて調べた時に知ったことなのだが、絵柄に登場する人物の顔の向きにも意味があるそうだ。
それによると、
 左向き=過去を見ている
 正面=現在を見ている
 右向き=未来を見ている
となるようなのだが、このアーティスト写真に出てくるメンバーの顔の向きにも、何かしらの意味があるのだろうか。
そう考えてしまうくらい、写真の中の皆さんが、違った方向を見ているからだ。

地面にある「一つの花」にも、意味がありそうだ。
「花びら」ではなく、「花そのもの」だからだ。
これは、やはり、卒業されるお二人を表しているのではないだろうか。
貢献度が高いお二人がいなくなることは、これくらい大変なこと・・・と思わせるインパクトがあるからだ。

右の木に比べると、左の木は、まだまだ小さい。
それは年月の積み重ねによって、ゆっくりと成長するものであるため、仕方がないことだろう。焦ることはない。
右の桜に負けないくらい、大きな木に成長することがわかっているからだ。
それでも、既に、小さいながらも「花」を咲かせる木へと成長しているのが頼もしい。
この写真を見ながら、「彼女たちの木が、太く大きくなる未来まで、しっかりと応援していきたい」と心新たに誓ってしまった。

今回は、一枚の写真から、読み取れる情報を探ってみたのだが、全て的外れである可能性も十分ありうる。
それでも、こうやって、発表されたものについて、ファンがあれこれと言っていくことで、「櫻坂46」に対する興味が世間にも拡がっていくことが、新規のファンを獲得することにつながるはずである。
人は、行列しているところや、面白そうにワイワイ騒いでいるところには、興味を惹かれるものだからだ。

ファンとして、日々「楽しそうにしている」ことこそが、一番の応援になることを、今一度思い出すとよいのかもしれない。




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