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新しい刺激 ~【櫻坂46】彼女たちの真の魅力を発揮するためには~

先日放送された「そこさく」では、今まで紹介されてこなかったメンバーのエピソードを発掘するという企画が放送された。
そもそも、この企画は、外番組の中でメンバーが話していたエピソードが初耳のものばかりであったことが発端となっているのだが、今回も、なかなか強いエピソードが紹介されていた。
中には、内緒にしていることが不思議なものもあるが、それにしても、今更ながら、魅力的なメンバーが集まっているなぁというのが正直な感想である。

彼女たちにしてみれば、当たり前のことであったり、紹介する機会が無かっただけとうことなのかもしれないが、どれも話していくことで確実に盛り上がるエピソードばかりなので、実にもったいない。
このような状況となってしまうのは、彼女たちの謙虚さや奥ゆかしさも原因の一つと言えるかもしれないが、最も大きな要因は、話が飛びだすためのきっかけがないということだろう。
自分のことで振り返ってみてもわかるのだが、「何か面白い話や興味深いエピソードを紹介してください」と言われても、すぐには出てこないだろう。
「何かないかなぁ~」と考えながら、誰かと話している時などに、「そういえば・・・」という形で思い出すことがほとんどではないだろうか。

最近の「そこさく」では、外番組に出演することを目指して、手を替え品を変え、さまざまな企画を試しているという印象が強い。
それでも、出演するメンバーはもちろん、MCのお二人も固定しているので、新しい刺激が乏しい状況である。
それが外番組となると、話す環境が激変する。
そのため、今まで忘れていたような話も、自然に出てくるようになるのだ。
関さんのリムジンや山﨑さんの交通事故の話も、違った環境だからこそ出てきたものであることは間違いない。
「プレバト!!」に出演していた小池さんや遠藤さん、大園さんも、ファンですら知らなかったような初耳の話をしている姿を観ることができた。
田村さんのバレーボール部の話も、専門誌だからこそ聞けた話だと言えるだろう。
「レコメン」で初披露していた松田さんのソフトボール部時代の話も、リスナーさんからのメールがきっかけとなっていた。

この「新しい刺激を受ける」という流れは、パフォーマンス面でも積極的に採用されるようになっている。
3枚目シングルから、振付にTAKAHIRO先生以外の方が担当するようになってきたことから、今までに無い新しい魅力が味わえるようになったのが嬉しい。
4枚目シングルの「断絶」や「制服の人魚」も、TAKAHIRO先生が振付をしていない。
そのことが、彼女たちのパフォーマンスに大きな変化をもたらす働きをしている。
このように、周りから貪欲にいろいろなものを吸収している彼女たちである。
ここまで来ると、有名クリエーターによる楽曲にも挑戦して欲しいと思ってしまうのだが、果たして実現する日はくるのだろうか。

今は、次のステージで大きな変化を見せるために、たくさんのインプットをしている時期と言えるかもしれない。
7月末の「W KEYAKI FES. 2022」で、どのような姿を見せてくれるのか、本当に楽しみである。



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