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アルバムを聞き込むには丁度良い? ~【櫻坂46】静かな週末の中で~

今週末のフェス出演が無くなってしまったが、逆にアルバムを聞き込む時間が確保できたような気がする。
台風が来ていたこともあり、外にも出かけることなく、ひたすらアルバムを聴いていた。
特に待望のハイレゾ音源をヘッドフォンで聴いていたためか、今まで聞けていなかった部分を知る機会を得ることができたのが大収穫と言えるだろう。
1枚目~4枚目シングルという期間の違いから、メンバーそれぞれの成長も感じることができる。
先日の「そこさく」で、MV関連のエピソードが紹介されていたが、そこでもメンバーたちが、初期の頃の映像を観ながら、「幼い!」「若い!」という言っていたように、声や歌い方も、年月を重ねるごとに進化していることが感じられる。
グループ全体が、しっかりと大きな目標にむけて、前進しようという姿勢を実感することができるのが、このアルバムであるのかもしれない。
つくづく「As you know?」というタイトルが、実に秀逸であることがわかる。
アルバムジャケットやブックレットに採用されている青写真を眺めながら、今までの楽曲を聴いていると、メンバー全員の笑顔に力強さすら感じてしまう。
それは、日々精進し、上を目指しているアスリートの笑顔に近いかもしれない。
これこそが、櫻坂46というグループから伝わってくる「凜々しさ」や「清々しさ」の源泉ではないだろうか。

現在のメンバーが思い描いている未来像=青写真については、余り語られることはない。
今年の全国ツアー最終日に開催される「東京ドーム公演」も、一つの通過点に過ぎないことは、ファンやメンバーも知っていることである。
彼女たちの視線の先にある輝かしい未来に向かっていこうとする姿を、ファンは見守ることしかできないのかもしれないが、それでも「応援」の声や情熱は、確実に彼女たちに届いている。
それは、彼女たちの活動に取り組む真摯さを見ていれば、ファンと一緒に、より高みに向かっていこうとしている意思が感じられるからだ。
そんな気持ちを知ってか知らずか、運営側もファンの声をかなり採用しているのではないだろうか。
グループ全体がとても良い状況であることが、ファンとメンバーの間にある気持ちの距離を確実に近づけている。
不可抗力によって活動できない事態となっても、それを乗り越えることができるのは、ファンによる応援の力も大きいはずである。
困難な壁に遭遇する度に、ファンとメンバーの間にある「信頼」関係が深まってきているように感じる。
その気持ちをお互いに届けることができるのが、ライブの醍醐味である。
そんな素敵な時間が、今週末、富士山麓にやってくる。



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