卒業後も続く関係性 ~【櫻坂46】それぞれの形~
一期生の卒業も、過半数を過ぎた頃から、何か当然の流れの中で起きている出来事のように感じられるようになってきた。
卒業後も活躍しているメンバーの姿を目にすると、何故か親戚の子が頑張っている様子を見ているような気分になる。
どうしても加入~デビューまでの危なっかしい様子を見ているからだろうか、ハラハラしながら見守ってしまう自分がいる。
ドラマや映画で活躍している平手さんをはじめ、バラエティ番組でも安定感のある長濱さんなど、彼女たちの様子を知ることができる機会が増えてきている。
5月に卒コンをした理佐さんも、新木優子さんのYouTubeに出ているのを観ると、しっかりと次を見据えて、いろいろと準備をしていることがうかがえる。
Seed&Flowerがマネジメントを継続しているメンバーは、これからも様々な場面で活躍している様子が観られそうである。
その他のメンバーも、SNSなどを通じて、活動をアピールしており、努力を続けているようである。
在籍中のメンバーが明言することは少ないが、卒業したメンバーの様子は気になっているようで、SHOWROOMなどでファンから質問コメントがくれば、それに応えていることからも、連絡を取り合うなどしているようである。
以前、土田さんが自身のラジオ番組で、欅坂46のライブでは、卒業メンバーも集まっていることを明かしてくれており、未だに「絆」が健在であることがわかる。
このような関係性は、今後も一生続いていくのだろう。
青春時代という一番多感な時期を、苦楽を共にしながら努力を重ねていた仲間は、なかなか出逢えないものである。
先日の尾関さんと原田さんのSHOWROOMでも、一番覚えているのは、「メンバー同士で喧嘩をしたこと」といっていたのが印象的だった。
それだけ、お互いギリギリの精神状態で活動していたからこその出来事だったのだろう。そこまで自分をさらけ出しながら、深い関係性を築いていたことがわかる。
ライブや音楽番組で見せてくれるパフォーマンスの高さをみれば、裏では、相当の葛藤や衝突があったことは容易に想像できる。
それらを乗り越えたからこその一体感が、彼女たちのパフォーマンスの源泉となっていたのだろう。
一度そのような関係性が出来てしまえば、離れていたとしても、通じるものがあるはずである。
ファンが見聞きできないところでも、卒業したメンバーとの関係は、ずっと続いている。
それを感じることができるだけでも、ファンは嬉しいものである。
SNSで相互フォローしている様子をみているだけでも、ホッとしてしまう。
ファンからすれば、どんなに歳を重ねたとしても、彼女たちに出会った時の印象は、いつまでも拭うことができないものである。