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JR乗りつぶしの記録-最終編- 2022/3/20 磐越西線 新津~会津若松

JR線乗りつぶし、完全制覇まで残すはあと1線区。

実は1月頭に18きっぷで攻めたのですが、大雪で運休になってしまい越後湯沢で酒だけ飲んで帰ってくるという酷いムーブをかましてまして、晴れての再アタックとなりました。

磐越西線 新津~会津若松

磐越西線とは、磐城(福島県東部)と越後(新潟)を結ぶ路線の西側の線を指す。福島県の郡山から会津若松を通り新潟県の新津に至る路線。郡山から東には磐越東線が続いていて、いわき駅まで至る。歴史的には現在の東北本線と会津を結ぶ路線と、新潟から会津経由で東北方面を結ぶ路線計画が合体したもの。実は東京と新潟を結ぶルートとしては、上越線の谷川岳を超えるトンネルができるまで郡山から磐越西線を通るのが最短ルートだった時代もあるくらいの幹線。

現在、全線単線で、郡山~会津若松・喜多方駅までは電化、喜多方~新津は非電化。典型的な山間部県境跨ぎ路線で、県境越えて新津と会津若松を結ぶのが1日5往復。会津若松と喜多方は会津盆地内の地域需要もあるので少し本数が増える。会津若松と郡山の間は会津若松自体が結構な都市なので1時間に1本。観光需要もあるけど、この区間は高速バスが1時間に2本あって、会津若松中心市街地にも直接行けるので鉄道はかなり厳しい立場。

磐越西線自体は新潟と東北方面の最短ルートとはいえ、そもそも新潟と東北間の需要が無く、磐越西線は山の中を走るのでスピードも限界、もっぱら新幹線で大宮まで戻るのが早いし、高速バスもある。一部の観光列車を除いて全線を走破できる特急等は一切ない。

さらに会津若松~喜多方駅の間はコスト削減のため電化設備を撤去し、非電化路線とすることが決まっている。車両の合理化という面もあり、性能の言い気動車も登場してるので。

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新津駅は日本有数の鉄道の町。西の米原、東の新津なんだって、現代は微妙に栄えてない感じが共通点?信越線の新潟と長岡方面、羽越線の起点駅で秋田方面へ、磐越西線で会津若松・郡山へ繋がっている。確かに東京・大阪から秋田方面へ行く場合は新潟駅を通らずに新津駅で羽越線に分岐するルートがメインだったので・・・。現在はJR東日本グループの車両メーカーである総合車両製作所(J-TREC)の主要工場が隣接。首都圏でよく見る山手線とかの車両は基本ここで製造されて、新津駅から東京へ出荷される。
咲花駅。駅前には温泉が広がり、日帰り入浴も。
五十島駅。この辺りから残雪どころかみぞれと霰が混じったような吹雪。春の兆しかな。
当麻橋梁、1914年全通じの初代橋脚が残されている。
吊り橋の跡。今では国道と磐越自動車道が対岸の山の中を貫いている。
この橋から福島県
荻野駅超えたあたりで川に数字が。漕艇場があるみたい。
近代化遺産のランプ小屋。電気信号がない時代は人力でランプを灯していたわけです。
1908年に架橋された一ノ戸川橋梁。日本有数のレトロ鉄橋で、SLも走るので人気ポイント。外から見るとこんな感じ↓
https://tabi-mag.jp/hs0207/
絶景ではないですが・・・橋の上から
喜多方駅。ここで一旦下車。少し前まではとにかく距離を稼ぐことに必死で途中下車なんかできなかったよw
会津盆地北部の喜多方は阿賀川水運と米沢方面への街道の拠点となる町。豊かな土壌から稲作が盛んになり味噌や日本酒などが生産されたことから蔵の町として栄える。大正以降支那そばを大々的にPR、水がいいのでスープや製麺にもいい影響が出た模様。
喜多方ラーメン食べてきました。
会津若松駅では磐越西線は方向転換する。この写真左の線路が郡山方面の線路。
会津若松駅。ちなみにこの日喜多方駅から乗ってきたのは、会津鉄道線へ直通する列車。
実は乗り換えで外に出てない会津若松、これは只見線に乗りに行ったとき。
会津若松は意外?にも東北地方の県庁所在地以外の内陸都市では最大級、交通の要衝。なので磐越西線をはじめ、只見線と会津鉄道が乗り入れている。広田が郡山方面、堂島が新津方面、七日町は只見線・会津鉄道方面。
会津若松から郡山方面は、左手に磐梯山を見ながら。右手は猪苗代湖だけど、意外と距離があるので湖面が見えるスポットはない。

あまり気にしていなかったけれど新津から会津若松まで基本的に日本海に注ぐ阿賀野川(新潟県内呼称)=阿賀川(福島県内呼称)に沿って標高を上げていく。会津盆地からさらに登って猪苗代湖の北岸で最高標高を通り、郡山に向け一気に下る。つまり福島県の会津地方は地理的には日本海側と言える。

磐越西線の車両

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会津若松~新津で使われる車両は新型気動車のGV-E400。ディーゼルエンジンで発電してモーターを動かすタイプ。東北地方のローカル非電化区間へ徐々に拡大していく次世代の主軸車両。
会津若松~郡山は電車であるE721系。首都圏の電車をベースに仙台・福島地区から導入が進んでいる。私は意外と好きな系統。ただ会津若松~郡山の区間は結構通勤通学需要も観光需要もあるので2両編成だと満員になることも。最近一部快速で有料指定席導入しているようだけども。
ちなみにSLばんえつ物語という観光列車も走る。これは新津駅そばで前に撮ったやつ。

95%制覇あたりから整理しててふと最後の路線はどこになるんだと思ってたら、意外にも比較的東京から近い(普通列車だけでも日帰り可能)路線でしたね。これにてJR線19460.4kmを制覇しました。

本日の成果(新規乗車区間)

磐越西線 新津~会津若松 111.0km(全175.6km制覇)


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