JR乗りつぶしの記録petit 東羽衣~鳳2021/1/23

阪和線の東羽衣支線は鳳駅から東羽衣駅の一駅わずか1.7kmの支線。本線への直通列車はなく、朝ラッシュを除いて15分に1本、4両編成の1編成が単純往復して、鳳駅で快速に接続している。東羽衣駅は3分くらい歩くけど南海線の羽衣駅と乗り換えができる。

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阪和線はもと戦前の阪和電気鉄道が建設・開業させた路線。1940年には南海に吸収され、戦中に南海電鉄本線の生贄にされて国へ売られ、それ以降国鉄となった。天王寺駅の阪和線普通列車ホームが頭端式独立してるのはその名残。

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東羽衣支線は、戦前に大阪府立浜寺公園が開園、海水浴客の輸送のため作られた。当時は南海本線と熾烈な競争があり、天王寺から直通列車や特急が多数運行されていたとのこと。
いまでは浜寺公園こそ残ってるものの、海は埋め立てられて工業地帯となってる。東羽衣駅周辺は大型マンションも多数ある住宅街となって、南海線とともに大阪のベッドタウン路線となっている。
南海線の羽衣駅の隣の浜寺公園駅の旧駅舎は、東京駅と同じ辰野金吾の設計。東京駅が1914年に対して、浜寺公園駅は1907年完成。南海本線の浜寺公園駅は現在連続立体交差事業で高架化工事中、駅舎はカフェとして保存されてる。

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浜寺公園駅前までは阪堺電気軌道という路面電車も乗り入れてる。浜寺公園駅の前の浜寺駅前駅から堺市内を抜けて住吉大社の目の前の住吉駅を通り天王寺駅前駅までの路線と、住吉駅から分岐して通天閣のそばの恵美須町駅まで結ぶ路線がある。堺市内は片側3車線の真ん中に専用軌道がある大通筋を通り抜けるのはさながら旧ソ連の地方都市のトラムのよう。

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住吉大社はパワースポット。特に参道のえげつないアーチ橋がトレードマークらしい。商売繁盛から家内安全、満願成就まで何でも担当。毎月初辰の日に招福猫を集める初辰まいり、48回(4年)で大きな猫に交換してもらえる、近くに住んでたら挑戦したいかも?

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この阪堺電気軌道、全線乗り通しても1乗車230円とかなりお得感ある。ちょっと遅いけど堺市内へも南海線が新今宮から260円だし、天王寺からだと南海線は乗り換えが必要だからよりお得。

本日の成果(新規乗車区間)
阪和線支線 鳳-東羽衣 1.7km ※阪和線全制覇




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