見出し画像

ぐんまワンデーパスでめぐる群馬県の鉄道 ③上信電鉄 上信線

群馬県高崎駅から富岡製糸場で有名な富岡市などを通り下仁田駅まで至る33.7kmの電車路線。高崎駅を入れて全21駅、全線駅構内を除いて単線で一部駅ですれ違いができるようになっている。高崎と下仁田間は約1時間とそんなに長い路線ではない。ちなみに端から端まで1130円なので往復するだけでぐんまワンデーパス(ローカル版2370円)の多数の元が取れる。

1884年に現高崎線にあたる路線が東京上野から高崎まで開通し、1872年に操業を開始していた富岡製糸場などのエリアの交通アクセス向上のために建設された。高崎から下仁田まで開通したのが1897年、会社の設立が1894年と東日本最古の私鉄会社・私鉄路線の1つ。東京の名だたる巨大私鉄も多くは1900年以降に誕生している。

上信電鉄の名前の由来は下仁田から先に長野県方面まで路線延伸を目論んでいたため、結果はお察し。

上信線の高崎駅はJR駅の南西の端っこにある0番線を間借りしている。新幹線で新潟や金沢方面に行くときに左側の車窓を見ると眼下にいつも見える。

上毛電鉄とは異なりグループ会社でバスやタクシー、不動産事業なども小規模ながらやっている。また、日本郵便から委託を受け群馬県内の郵便輸送も担っている。

沿線風景

発車ホームまでは直線で少し歩くので次の発車時間が大きく表示される。
高崎市内を流れる烏川を渡るレトロ鉄橋。
鐡道チャンネルより
この駅で吉井高校の部活帰りかの高校生が走っているのを待ってあげていた。そんなダッシュする高校生にも動じないホーム猫。
2009年に高崎市に編入された旧吉井町の中心で、上信線に4つしかない終日有人駅の一つ。残りは高崎、上州富岡、下仁田。
富岡製糸場の最寄駅、上州富岡駅。なんか駅前でイベントやってた。世界遺産の富岡製糸場まで徒歩15分ほど。どこが評価され世界遺産に登録されたかというと、西欧の技術を取り入れたアジア最初の世界最大規模の器械式製糸を導入して養蚕と製糸技術を発展させた象徴的工場だから。世界遺産に登録される前にいきました。
終点下仁田駅手前で急に山を越える。そんな山の名kに本数が増やせるように赤津信号場が作られた。
終点の下仁田駅。
ねぎとこんにゃくの町。下仁田ネギの季節は冬なので、お目にかかれず。

こんにゃく路線

大手こんにゃくメーカーが軒を連ねる車窓
ORIHIROリスペクト
こんにゃくゼリーで最も有名な会社
下仁田名物の下仁田かつ丼。醤油ダレにくぐらせるタイプ、新潟にもあるタレかつ系。とじるかつ丼より好き。

個性豊かな車両

地方私鉄では珍しい上信電鉄オリジナルの新車7000形。
JR両毛線で使われていた107系を改修した700形。


元西武101系の500形。西武多摩川線や多摩湖線でまだ走っている奴。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?