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「空海」とは?「密教」とは?

わたくしは、司馬遼太郎作『空海の風景』を用いて、1章から3章まで、計3回、地元の読書会にて、お話をさせて頂きましたのですが、そろそろ、本腰を入れたいと思い至りまして、読書会参加メンバーの「空海」への理解を、初心者レベルでも補完すべく、資料を用意することに致しました。

資料と致しますのは「週刊朝日百科 仏教を歩く」の創刊号(2013年2月17日・24日合併号)である『空海』という1冊になります。

本雑誌を2冊、重ね起きして写真にしました

この雑誌に掲載されている、松長有慶(まつながゆうけい)氏のによる文章で、「空海はどんな人? 挫折を乗り越え、宇宙の哲理を説いた天才」という短い、分かりやすい解説文を用いて、読書会メンバーの皆さまに、平易に、真言宗の開祖となった「空海」なる人物を、駆け足で、見てゆきたいと思っています。

その前に、本雑誌の見開きにある「人はみな仏になれる」という文章を、こちらにも掲載しておきたいと思います。以下、引用させて頂きます。

背後の赤い建物は高野山のランドマーク「根本大塔」の屋根です

いまから1200年前の平安時代のはじめ、
遣唐使(けんとうし)として渡った中国から
密教の「真髄」を持ち帰り、
真言宗の礎(いしづえ)を築いた空海(くうかい)。
その教えは、
「人はみな仏になれる」
という革新的なものだった。
歴史上、20数名いる大師(だいし)のなかで、
お大師(だいし)さまといえば、弘法(こうぼう)大師空海のこと。
いまも、高野山や東寺、四国遍路に
信者が絶えない空海とは、
どんな人物だったのだろうか。
その実像と教えに迫る。

雑誌『空海』より引用

文章を書いた松長有慶氏は、紙面の制約もあったのか、大胆に、空海を、太く、短く説明してゆきます。
以下、その掲載箇所に書かれた空海(くうかい)の人生におけるイベントです。

・18歳 大学を辞し、修験の道へ!
・31歳 真の仏教を求め、唐へ渡る

・32歳 運命の師、恵果に出会う

・39歳 最澄に密教を伝授する
・62歳 永遠の禅定に入る

以上の事柄が書かれております「4ページ分」の資料を、カンタンに、読書会メンバー、参加者の皆さま読み合わせます。

あと、こちらは、発表当日、時間が許せば…なのですが、講談社選書メチエに『仏教の歴史』という1冊がありまして…

そちらの「章立て」が以下のようになっておりますが…

第一章  諸宗教の中での仏教
第二章  ブッダ 〈仏─第一の宝〉
第三章  ダルマ 〈法─第二の宝〉
第四章  サンガ 〈僧─第三の宝〉
第五章  三つの叢書 〈三蔵〉
第六章  大乗と真言乗
第七章  中央アジアと中国への伝播
第八章  チベットからモンゴルへの伝播
第九章  東南アジアへの伝播、そしてインドへの回帰
第十章  朝鮮から日本への伝播
第十一章 仏教と言語
第十二章 仏教の欧米への伝播
第十三章 仏教研究批判

上記の「第六章 大乗と真言乗」が、密教に関する記述になっておりますので、そちらもカンタンに、合わせて、紹介できたら…と思っております。
※こちらは中級者向けの資料です

最後に、本の紹介として『密教の学び方』という1冊を案内したく存じます。

こちらは、密教を、より深く、学びたい方向けの1冊ですので、タイトルのみのご紹介になります。

以上が、次回、第四火曜日、東京は、あきる野市内にある「東部図書館エル」の会議室にて、わたくしが、案内する予定の情報です。

上記、全体で、約10分を予定しております。

残り10分にて、駆け足にて、司馬遼太郎著『空海の風景』第4章を、発表したく考えております。

以上、宜しくお願い申し上げますm(__)m

サポートして頂いた金額は、その全額を「障がい者」支援の活動に充当させて頂きます。活動やってます。 https://circlecolumba.mystrikingly.com/