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#50 高校生になって初めての試験

どうも、元不登校中学生と歳の差兄弟の父、栗ワッショイです。
今日もお読みいただきありがとうございます。

このブログでは、昨年の4月から高校生になった元不登校中学生の長男と、13歳差の次男の子育てを通して感じたこと、学んだことを中心に、色んな事を自由に発信していきます。
さて、今日は元不登校中学生だった長男の話です。
約5年間、不登校だった長男ですが、今年の4月から通信制の高校に入学しました。
通学でもオンラインでもOKで、アルバイトに合わせて学校に行ったりオンラインで授業を受けたりしつつ、自分のペースで学習を進めてきました。
決められたレポートさえ提出すれば学年末の試験を受けることができ、そこで基準点以上を取れば進学できます。
細かく話すと、もっと色々な決まりはあるのですが、今はそこは大切なポイントではないので説明は割愛します。
実は、今週の月曜日が、長男の学年末試験の日だったのです!
そんな長男ですが、前日の夕飯後、リビングに教科書とノートを持って来て勉強を始めたのです!
「いや、ここで勉強するの!?」
と、家族全員で突っ込みました(笑)
長男は、「机の上が散らかっていて片付けるのが面倒くさいから、ここで勉強する」と言い訳をしていました。
・・・
そういえば、小学校5年生の終わり頃から不登校になって勉強をしなくなったけど、小学校5年生ってリビングで宿題するのって普通だったよなぁ。。。
背は伸びたし成長はしてるけど、勉強に関してはあの頃の記憶のままなのかもしれないな。
そんなことを思いながら、長男が勉強をする姿を薄っすら横目で見ていました。
試験は8教科もあると言っていましたが(詳細は不明)、持ってきたのは数学の教科書のみ。
勉強を開始して間もなく、何やら長女に話しかける長男。
2次関数が分からないとの事で、高校3年生で理系専攻の長女に質問をしていました。
なるほどね。
そもそもリビングに数学の教科書を持ってきたのは、誰かに教えてもらいたいというアピールだったのかもね。
それを素直に言えず、リビングで勉強を始めるという行動が不器用過ぎて可愛いですね(*^-^*)
長女も優しいので、自分も翌日は試験なのですが、長男の勉強に付き合ってくれました。
しかし、それを聞いていると、2次関数って難しいですね…
僕も理系専攻で大学まで卒業はしましたが、長男がつまずいた問題が全く分からない( ;∀;)
その問題に関しては、長女も分からないと言うので、長男は諦めると言い始めました。
この問題で点数は取れなくても、他の問題で取れれば良いと…


しかし!
そういう話になると僕の心に火が付きます!
文系の科目は基本は暗記なので、覚えていれば正解できるし、覚えていなければ正解できない。
けど、理系も科目にもよりますが、解き方とか公式を覚えていなくても、考えれば解ける問題ってあるんですよね。
だらか、僕は理系の科目が好きだった!
そんな経験があるからこそ、考えることを諦めて欲しくなかった!
公式を覚えてないし解き方も覚えていない。だからこの問題は捨てる。。。
受験でどうしても点数を取らなければいけない時は、それも1つの戦略です。
その戦略を否定するつもりは一切ありません。
けど、長男は5年間の不登校生活を経験し、試験で点数を取ることで評価が変わるような世界からは離れていました。
それなのに、ここで最低限の合格点を取る技術を身に着けて何になる??
点数を取る技術を身に着けるよりも、間違ってもいいから自分で考えて自分なりの答えまではたどり着けるようになってもらいたい!
なので、20年以上振りに2次関数の問題にチャレンジしてみました!


ですが、意気込んだものの、問題を見ても解き方がまったく分からない…
マジで頭の中はフル回転です。
ここで諦める姿を見せたくな。。。
ここで答えが分からなくても、しっかり考えれば答えにたどり着けるんだという姿を見せたい!
正解できなくても、諦めずに考える事の大切さや、諦めずに考える姿を見せたい!!
という事で、めちゃくちゃ考えましたよ。
そして、めちゃくちゃ考えた結果、正解にもたどり着きました!
そして、きっとこれはあまり伝わってないと思いますが、解き方ではなく、考え方を意識的に伝えるようにしました。
数学の答えを教えるのは簡単です。
でも、その考え方を伝えるのが凄く難しいですよね…
けど、答えだけ分かっても、考え方が分からなければ応用が効きません。
どうしたら伝わるだろうか…
しかし、そんな時に限って歳の差兄弟の3歳児の次男が必要以上に絡んできます( ̄▽ ̄;)
僕が長男の相手をしていたから、気を引くためにわざと絡んできたんでしょうね。。。
やかましい上にお風呂にも入れなければならないので、長男にしっかりと考え方を伝えることができません…
ですが、有難いことに、長女もその問題の解き方を思い出したので、後は長女に任せて僕は次男とお風呂に行きました。。。
30分後、お風呂から上がると、リビングに長男の姿も長女の姿もありませんでした…

前置きが長くなりましたが、今日、書きたかった事は、そんな出来事を通して色んな事を学びましたって事です。
みなさんも、子どもに勉強を教えた事はありますか?
その時、どんな事を意識して教えましたか?
それは、学生時代に同級生に教えるのと同じ感覚でしたか?それとは違う感覚でしたか?違う場合、どんなところが違いましたか?
長女が長男に教えている姿を見て、そして、自分が長男に教えてみて、「教える」ということの難しさを改めて感じました。
先程も書きましたが、今、答えが分かっただけでは意味がない。
解き方や考え方まで理解して、初めて意味がある。
今の教育は、僕が子どもだった頃とは変わっているのかもしれない。
けど、少なくとも僕が学生だった頃は、とにかく一夜漬けでも暗記してテストの点数を取れる人が評価される時代だった。
一夜漬けなんて、すぐに忘れてしまう。
それって、意味があるのか?
実際、今までの教育は、とにかく覚えさせる。
たくさん覚えられた人が偏差値の高い高校に行き、一流大学に行き、大手企業に就職する。
けどね、もちろん全員ではありませんが、有名大学を卒業しているのに、仕事ができない人っていませんか?
一流大学卒なんだけど、仕事の評価が低い人って意外と多いと思いませんか?
逆に、日本の有名な経営者とかって、意外と高学歴の人って少ないと思いませんか?
テストの点数を取るための勉強に、何の意味があるのでしょうか?
考える力が身に付いていなければ、どんなに知識があっても意味がない。
うちの長男は、早々と学歴争いから逃げました。
だからこそ、今更、テストで合格点を取るための勉強なんてする必要は無い!!
とは思うのですが、興味がある事しかやらないのでは、視野が狭くなってしまう。
興味が無いことも多少はやって、「興味なかったけど、やってみたら意外と楽しいなぁ」という経験もしてもらいたい。
いやぁ、そのバランスって凄く難しいですね(^_^;)
それに、狙って調整できるものでも無いですよね。。。
ここまで偉そうに書いてきましたが、何が正解なのかは、まだ分かりません。
いや、そもそも正解なんて無いんでしょうね。
そうやって考える事で、自分もまた学び、一緒に成長していくというのが教育なんですかね。
みなさんは、教育で悩んだ事はありませんか?
子育てでも後輩の教育でも、思い通りに行くことなんて無いし、悩みは尽きないですよね…

何の結論も出ませんでしたが、今日も最後まで読んで頂きありがとうございます( ´∀`)
最後まで読んで頂いたあなたに、全ての良きことが、雪崩の如く起こりますように(*≧∀≦*)

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