完璧は求めなくても良い
一仕事を終えたときに「よし、これで完璧!」とついこんな言葉を発してしまうときは誰にでもある。
満足のいく仕事を終えたときについ漏れてしまう言葉だが、これは本人的には完璧だとしても、仕事に「完璧」や「100点満点」という事はまずあり得ない。
実際は何点くらいかと言えば、どんなに完璧にできたと思っても、改善の余地や理論と現実のギャップなどは必ずあるので、せいぜい85点ぐらいが関の山だ。
ではその完璧な提案が仮に85点だとして、その仕事についてもうひと頑張りして90点や、95点を目指すべきだろうか。
結論から言うと、多くの場合その必要はない。
85点取れたことに満足して、次の仕事や次のステップに移ってしまうのが賢いやり方だ。
学生時代のテストの例を挙げれば、60点の実力の学生が努力して80点レベルになる事は、比較的可能性が高いが、同じ20点アップでも80点から100点にするのは、前者に比べて非常に難しい。
これは仕事にも当てはまる。
一つの仕事を100点にするために時間をかけるより、85点取れたら次の仕事に取りかかる方がずっと有益だ。
けれど、60点しか取れていないのに、自身で勝手に85点以上と思い込み、次の仕事にかかるというのは学生時代ならともかく、報酬を受け取っているプロの世界では許されないことだ。
奢ることなく、卑下することなくフラットに自らの仕事を評価して100点を目指しながら合格点を取り続ける。
そうすることで周りからの信頼と評価を得ることができ、次のステップに進むことができる。
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