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音楽と街と大学と

 最近アメリカのドラマにハマっている。ゴシップガールに大ハマりして、アメリカドラマ特有の早すぎる展開、裏切りと嘘、まさかの連続に毎日心躍らされた。そんなアメリカドラマの中でも特に人気を誇るセックスアンドザシティをイメージして題名をつけてみた。(セックスアンドザシティは映画しか見たことないという浅さですが)

 さて、この記事は何かというとただただ自分のサークル活動での記録をどこかに残しておきたいと思っただけのものである。しかし今まで何年間もオーケストラをやってきて記録を残しておこうなどと思ったことは一度もない。なぜそんな気になったのかを簡潔に書いておこうと思う。

 きっかけはきっと3月3日、すみだトリフォニーホールで行われたリアンフィルの演奏会を見に行ったことである。(リアンフィルとは首都圏の大学の有志の4年生が集って一緒に演奏会をひらく団体である)その演奏会は説明の通り大学4年生のみで構成されたオーケストラ団体である。そんな卒業を間近に控えた彼らの演奏を聴いて私は当たり前なことに気付かされた。いつまでも今と同じような環境でオーケストラができるわけではないということに。ただでさえ、毎日顔を合わせていた高校の部活とは違って大学オケは多くても週3回程度だ。そして社会人になれば、オケを続けているかはわからない。自分は音楽が大好きだから生きていれば必ず音楽と引き合わされるような気はする。だけど仕事は今の所不確定な未来だ。激務でオケのことなんて考える暇はないかもしれないし、続けられるという確信はどこにもない。そう、大学とはよくモラトリアムと言われるけどその通りなのだ。音楽は今しかできないものでだからこそ尊くキラキラと輝くのだという大学オケの醍醐味のようなものをリアンからは感じられた。自分はのだめカンタービレが大好きなのだが、のだめからも同じような輝きを感じる。みんながみんなプロになれるわけではない。大学が音楽を純粋に追求できる最後の時間かもしれない人もいるし、そしてプロになれるかもしれないという狭き門にかけている人もいる。そんな永遠ではない時間の輝きが大学生にはあると気がついた。

 簡潔にと言いながらとても長くなってしまったが、そんなモラトリアムが有限であるということに気がついたことがきっかけで、今日シャワーを浴びながら、そうだ、記録をつけようと思い立った。思い立ったらすぐやらないと絶対やらなくなるし、やり始めても三日坊主で終わるかもしれない。この連載がいつまで続くか自分でもドキドキだ。昨日は一つ公演を終え、今日から新しい公演への準備が本格化している。ついに自分たちの代の演奏会である。この胸が高鳴る日々の記録をこれから記していきたい。

 ここまで自分の心情ばかり語ってしまって、肝心の今日の練習についてを語っていない。今日は学指揮のtuttiだった。マイスタージンガーは本当にホルン殺しの曲だけど、その分スタミナが鍛えられそうなので成長の振り幅が楽しみだ。ロミジュリはいろんな音楽や演劇、映画、ミュージカルにtranslateされているけど、チャイコの幻想序曲ももちろん素敵だ。ロミジュリのように一つのオリジナルから無数の表現を生み出すものはそう多くないし、それぞれを見比べるのも本当に楽しい。特に中間部のホルンの綺麗なメロディを頑張りたい。ブラ1は珍しく自分がトップを務める曲であり大きなソロがある曲だ。昨日の公演ではブラームスの大学祝典序曲のソロを失敗した。練習で何度も緊張を味わい、それでもうまく決めてきたから本番も大丈夫と思ったけど本番の魔物には勝てなかった。それでも最小限の失敗に収めてソロ全体としてはうまく収められたと思う。練習で120できるようにすると80しか出せなくても大きすぎる失敗にはならないということでポジティブに捉えていきたい。それでもやっぱりブラ1のホルンソロは絶対決めたい。何百回でも練習するし本番のシュミレーションもちゃんとしよう。(食事の取り方は何回演奏会を積んでも正解が見えない)

 こうして初日の合奏を振り返ろうとしてみたもののそこまで感想は湧き出てこなかった。。笑 まあそういう日もあろう。この記録は週1で出せたら良いなと思う。特に思うことがない日もあるだろうし書きたいことが湧き出てくる日もある。でもあんまり開けすぎちゃうとやる気が失われるので、週一。果たしてちゃんと続くのかはわからないがそれは私にとってもお楽しみだ。

 

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