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【読書記録】ドラキュラ(ブラム・ストーカー)

 トランシルヴァニアの城に潜むドラキュラ伯爵。彼にはイギリスへと海を渡る壮大な計画があり…。

 今回は光文社による新訳版を読ませて頂いた。その為原文の独特の雰囲気とは多少変わってるかもしれないが、非常に読みやすかった。

 現代における吸血鬼像を作り上げたと言って過言ではない不朽の作品だけあって、科学と民間伝承の絶妙な融合具合が読んでいて違和感覚えず、すんなり読めた。
 また、各主人公の日記や手紙を読み解いていく形式なので、一編一編が程よく区切られており、短編気分で読めるのもまたとっつきやすくて良かった。

 とはいえ、800ページ弱ある大作なので、しっかり読み応えを感じる、いい作品でした。

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