Day704　「私の身体ではなく心は、何に喜びを感じるのかな？」

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他の人やこの世界とひとつであることを拒む「偽りの自分」は、徹底して、

「私とはこの小さな身体である！」

という立場を貫こうとします。

皮膚という境界線によって切り離された存在なら、安心して敵視したり攻撃したりできるからです。

今日は、このように自他を見る偽りの自分に「楽しいことを見つけてほしい！」と頼んだら、何を思いつくかを考えてみましょう。

おそらく、

「身体に快楽をもたらす行為か、身体から苦痛を取り除く行為のどちらか」

であるはずです。

ところが、身体は、私たちの想いを形にするための「ニュートラルな道具」としてあつらえられました。パソコンや万年筆が、単体では何の目的ももっていないのと同じように、身体もまた自ら喜んだり楽しんだりはできないのです。

実際に、私たちは身体が感じる快楽と苦痛の違いをよくわかっていません。

どれだけ美味しいものでも、延々と食べていればかならず苦しくなります。