Day115　今日はよくわからないものには「わからないまま」接するようにする。

人生とは「初めて観る映画」のようなものではないでしょうか。

それも、どんな結末を迎えるのかまるで予想できないのはもちろん、こうなってほしいという観客の希望や願望はことごとく裏切られ、ハラハラ、ドキドキしどおしの、かなりよくできた作品だと私は思います。

けれども、私たちは、自分が当事者になったとたん、そのような楽しみ方はいっさい忘れて、登場人物から状況、ストーリーの展開まで、あらゆることを「わかっていないと不安」と思うようになるのです。

それは、まるで「ネタバレ」の記事を読み漁った状態でないと、恐くて映画を観られないと言っているようなものです。

もちろん、架空の物語と現実はまるで違います。スクリーンの中で何が起こっても、私たちは被害を受けませんが、リアルな生活でトラブルに見舞われれば、実際に傷ついたり何かを失ったりします。

では、そうならないように、自分の人生から「わからないもの」をゼロにできるでしょうか？

もし、それが不可能だとしたら、私たちには2つの選択肢しか残されていません。