誹謗中傷する人に届きますようにってそれ1mmも届かねーからさっさと通報してください。
「言葉の暴力による誹謗中傷」にこころを痛めている人が多いです。
ぶっちゃけ、報道やSNSでの騒ぎを見ただけで、いろんな傷をほじくり返されてしんどい、って人もいるんじゃないかと思います。
僕もいろいろと思うところがあるので、いろいろと正直に言わせてください。
タイプ別に行動を決めてはどうでしょう
今回のことを見ていて思ったのは、個人個人が自分のできる範囲で出来ることをしたらいい、ってことです。世の中まじで、いろんな人がいます。今回の件でメンタルダメージが100くらいの人もいれば、2の人もいるし、5,000の人もいる。立ち位置や、もっているものによって、とれる行動だって変わってくる。だからまず、目の前に流れる情報にのまれないこと。自分はどう思っているのか、どうしたいのか、そして何ができるかを整理してみましょう。僕もやります。ちょっと一緒に考えましょう。
まず、大きく分けて3種類くらいの人がいると思います。
1.見てるだけでしんどい
2.なんとかしなきゃと思う
3.感傷にひたりたい
おおざっぱに分けただけなので、当てはまらない人もいると思います。そういう場合はフーンという音を出してサラッと忘れてください。
この状況でいちばんマズいのは「目の前の情報に気持ちを持っていかれた状態で、衝動的に行動すること」です。いったん好きな飲み物、できればあたたかいものを用意して気持ちを落ち着けましょう。そのうえで、もし本当に必要だと思ったのなら、その時初めて行動しましょう。行動タイプに優劣はありません。どんなふうに情報を受け取るか、どう処理するかは人によってさまざまです。
今回は、僕の考えた3タイプ別に、こうしてみたらどうでしょう? ということをお話しします。全人類こうしろオラオラ!と言いたいわけではなく、あくまでも「こんな考え方もあるよ~」というだけの話です。興味がなければサクッと忘れて見なかったことにしましょう。これはあなたの人生です。あなたの好きに生きてください。
見てるだけでつらい人はほんと無理しないで
報道をみているだけでも気持ちが重くなってしんどい、って人はまず自分の心を守ることに集中するべきです。無理して何かしようとしちゃいけない。声を上げなきゃ! みたいな空気に飲まれる必要はないです。大丈夫。黙っていても、落ち込んでいても、あなたは別に悪い人でも冷たい人でもありません。
で、とるべき行動ですが、TLに流れてくる単語をいくつかミュートするのがオススメです。
知っている人も多いと思いますが一応、ざっくり解説しておきます。いま話題になっているニュースでよく出てくる名前(人名)や、単語を含むツイートを表示しないように設定することができます。「誹謗」「中傷」とかね。Twitterの「設定とプライバシー」を開いて、「ミュート済」って書かれた場所を探してください。「ミュートするキーワード」という部分で、見たくない単語をいろいろ設定することができます。
ひとまずざっくり書いただけなので、詳しくは調べてみるともっとわかりやすい解説が出ると思います。
僕がここでお伝えしたいのは、まず自分の心を守るのが第一優先、ということです。やさしい人の多くは「こんなに大変なことが起きているのに自衛するなんて自己中なんじゃ……」と思ってしまうかもしれませんが、自衛は立派な社会貢献です。おおげさな言葉を使いましたが、あなた一人が健康に生きているだけで得られる経済効果っていうのはシンプルにすごいものです。ていうかそんな大それた理由がなくても心の自衛はするべきです。あなたの心を守ってください。誰かのために動くのはそれからです。僕はこういう優しい人が、人知れず傷つくのをみるのが一番しんどいです。
被害者を増やしたくない人は粛々と通報して
一言で言います。
以上です。通報する方法についてはツイッターでまとめました。まじで超ざっくりですがこんな感じです。
誹謗中傷や他人を不当に攻撃するツイートは、至極軽率に通報してください。サクッと。
それだけだと納得できねえって人もいるかもしれないので、もう少しだけお話しします。
まず、いわゆる加害者側の人間というのは、話し合いの余地がありません。話し合って解決しようとか、痛みを知ればわかってくれるはずとか、そんな性善説がまかり通るなら法律も警察も必要ありません。他人を傷つけた加害者と、傷つけられた被害者が直接対峙しなくていいように、というのが法律や警察が存在する理由の一つです。わかりあえる日は来ません。無理です。少なくとも、僕は無理だと思います。だから通報してください。
実は勘違いかもしれないとか、この人にも事情があるのかもしれないとか、そういうのは考えなくていいと思います。通報や相談という声が大きくなることで、ようやく運営が動きます。そこではじめて法律や警察が出てきます。正当性を確かめるのは彼らの仕事です。私たちにできるのは、「これはおかしいと思う」「これはいやだ」という気持ちを、正当な手段でしかるべき相手に伝えることです。
僕は、不当な誹謗中傷や悪口、やべえ人格の透けて見えるリプライなどは即刻通報しています。
なぜって、昔ごくかるーいレベルの誹謗中傷をされたとき、めっちゃ心にダメージが来たからです。心臓がバクバクして手足の血が一気に引いて、脳みそが嫌な音を立ててじくじくしました。怖かった。悪口の内容そのものより、「こんな攻撃的な感情を自分に向けてくる人がいる」という単純な事実が心底怖かった。だから個人的に、そういう輩を見ると激烈にムカつきます。散歩に行くよりも軽快なステップで運営に報告します。
かるーく過去を紐解くと、一昔前まで飲酒運転は黙認されてきました。べつに酒一杯飲んで運転するくらいふつうでしょ、って世の中でした。しかし飲酒運転による悲惨な事故が世論を変え、法律が厳しくなり、そこでようやく飲酒運転の件数が徐々に減ってきました。
今回の件も同じルートをたどるべきだと思います。わかりあえない加害者は、法律でぶん殴るしかありません。
なぜかといえば。
個人の「お気持ち表明」は、加害者にとってなんの抑止力にもならないからです。
完全に無意味とは言いません。
個人の「お気持ち」があつまり、世論が動き、結果として法律が整備されれば、今後の被害は軽減されるかもしれません。ただ、「お気持ち表明」をしている人の何人が、「お気持ち→法整備→被害減少」の流れを意識して行動しているでしょうか。
僕が過去にやっていた「トレンドブログ」を例にだしてみます。
トレンドブログで特定個人のことを誹謗するようなマネをしている輩がいたとして。SNSでいくら個人的に「悲しい」という声が募っても、彼らは屁でもありません。ブログに設置したコメントや、引用リツイートで怒られたとしても、おそらく記事をひっこめたり謝罪をすることはありません。彼らが怖がるのは裁判所からのお手紙だけです。SNSでなんとなく表明する「お気持ち」だけじゃ、そのお手紙すら送ることができません。許しちゃおけねえと思ったのなら、できることから粛々と、やるだけやっていきましょう。僕もそうします。
感傷に浸りたい人は、好きにしてください
このタイプの人に関しては、正直、冷たいことしか言えません。
「かなしい。こんなことひどい。●●ちゃんの分まで、ちゃんと生きます」とだけ言うひと。
いや、それは個人の思ったことを発信しているだけですから、まあ好きにしてくださいって話なんです。ですがほんとうに「もう二度とこんなこと起こってほしくない」って思うんだったら、そんなこと言ってないで手ぇ動かせばいいのになってのが正直なところです。もうほんと、それだけです。
ただ、個人的にはいちばん苦手な人種です。正直言えばかかわりたくない。
「報道を見ているだけでしんどい人」の時と言ってることが違うじゃねーかと感じた人もいるかもしれません。僕が冷たい気持ちになるのは「感傷に浸ってすっきりしている人」に対してです。感傷にひたって、そのさまをツイートしてすっきりする。そのツイートがTLに流れて、報道を見ているだけでしんどい人のしんどさをさらに上塗りしているのが、もうシンプルにしんどいなってだけのことです。
感傷に浸りたい人がスッキリして、それを見ていたしんどい人がさらにしんどくなる、これはシンプルに地獄です。この世はじゅうぶん地獄めいていますので、これ以上ポンポン新しい地獄を生み出すのは避けた方がいいんじゃねえかと思っています。
繰り返しになりますが、ほんとうにひどい誹謗中傷を目にして、なにかしたいと思ったら通報してください。自分のこころに負担のない範囲で、行動したい人は行動してください。今回の件を見ていて、僕は意見を主張したくなったので主張しています。
綺麗ごとで片付けるのは、やめにしませんか。
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