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東京センチメンタル馬鹿野郎について

ここで、7月14日のイベント「夏のビ」に出演してもらう

YKと東京センチメンタル馬鹿野郎

を紹介します。なにしろバンドユニットとしてはまだ出来たてで音源もアーティスト写真もないので、ひたすら文章で紹介しますね。

「YK」という人物と出会ったのはたぶんもう十年以上前、ビンビールズ迷走期に渋谷の小さなライブハウスで対バンしたのがはじまり。当時YK氏はwearerというバンドをやっていた。若くて華奢で、小さな擦り傷を無数にむき出したまま甘酸っぱいロックを必死で鳴らしているみたいで、印象に残った。それ以降、彼と実際に会うことはなかった。でも彼とはいつのまにかSNSでつながっていて、なんとなく僕ら(ビンビールズ)のことを時々見ていてくれている雰囲気があった。僕の方もなんとなくその後の彼の活動を横目で見ながら、なんとなく気にしていた。特段それ以上踏み込んだ会話をすることもなく、会って話すこともなく。一方的な思いかもしれないけど僕から見たら彼は、中学の別のクラスにいるロクに話したこともないけどちょっと気になる女の子みたいな、そんな感じだった(なお、この点に関しては「おっさんのうっすら片思いキモい」と思ってもらって構わない)。

まあシンパシーというのはそういうものだろう。彼の曲や、MVや、SNS上で吐き続ける、どうにも屈折してるけどそれでも何かを掴もうとしている儚い言葉に何か感じていたのだと思う。一度だけ意を決してイベントに誘ってみたこともあったが、その時はスケジュールが合わず叶わなかった。

ビンビールズが解散して僕が海外に行くとなった時、彼の方から「ちょっと飲みませんか」といきなり声をかけてもらった。ちょっとびっくりしたけれども僕はかなり嬉しかった。千住のビール倉庫の二階にある飲み屋で昼間っから飲んで、いろんな話をして、酔っぱらったまま千住の銭湯で一緒に風呂につかって、そして別れた。

実際のところ、彼とはそれくらいの付き合いである。でもビンビールズをまたやる事になって今回はじめて自主企画イベントをやるにあたって、最初に思ったのが彼を誘うことだった。wearerと、その後に活動していたSUPERBESTというユニットは現在あまり活動できていないのは知っていたが、どんな形でも良いので彼と一度共演してみたかった。ラブコールさせてもらって、それに応えて(たぶん)ちょっと無理をして編成してくれたのが

YKと東京センチメンタル馬鹿野郎

なのである。超個人的な経緯でなんかちょっと申し訳ない。正直どんな感じの曲をやるのかも僕は全然知らないんだけど、僕は今回共演でするのをすごくすごく楽しみにしている。きっとこの日は東京で最もセンチメンタルでバカ野郎なステージをやってくれるだろうと思っている。

最後に、彼を知る人は誰もがツッコむであろう件を。
この団体名には異議がある。

YK "と" 東京センチメンタル馬鹿野郎

は、おかしいですよ。

YK "が" 東京センチメンタル馬鹿野郎

でしょう。君の友達ならきっとみんな知ってる。

さて。
もうすぐまた会えるね。


12:00 Sleeper
12:50 YKと東京センチメンタル馬鹿野郎
13:40 ビンビールズ

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