心療内科による診断の変更

診断名の変更があるらしく、動揺と困惑、少し混乱気味です。

今までは統合失調症との診断でした。

私はすっかり統合失調症だと思い込んでおりました。

統合失調症の患者として精神障害者ピアサポーターの仕事にも従事していました。

最近になって、資格あるカウンセラー(臨床心理士)から「離人症です」と指摘されました。

離人症という病気を私は全く知らないので、著しく動揺しています。

二年くらい前でしょうか、私は自分の症状が解離に酷似していることに、気づきました。真冬だとしても苦しくて、奇妙な汗が流れます。自分の存在が認識できず、周りの状況も認識できないので、その症状のときには記憶が困難で、仕事の効率もガタ下がりしました。本来なら私は仕事の進め方が早く、No.2やNo.3の仲間たちにダブルスコア以上の差をつけます。なのに、カタンと効率が悪化し、トントンくらいの出来栄えとなって、追い抜かれることがないとはいえ、心が折れたように自己肯定感がガクンと低下し、自信を喪失してひどく傷ついたようになりました。

どちらかというと、私はバリバリ仕事をこなすタイプです。負けず嫌いなんだと思います。片っ端から仕事を片付けることで、たぶん無上の快楽を見い出しているんだと思います。

カウンセラーに電話して、不調に陥ったことを伝え、さしあたりSOS発信しました。症状が症状だけに、カウンセラーへの説明は至って抽象的になりました。存在感が得られず自分が透明になった感じであること、仮面を被っている感覚が顕著なこと、周りの状況が認識できないことにより記憶力が脆弱になっていること、従って仕事の効率が甚だしく悪化していること…苦悩のど真中で私は説明しました。

「解離の症状だと思うんですが、最善の頓服などありますか?」懊悩の中でカウンセラーに訊くと「特効薬は、ありません」とのご回答でした。そしてカウンセラーは「解離性障害というより、離人症だと思う」と結論しました。

精神科医は、まだ離人症への結論を避けていて、解離性障害や離人症と交互に言います。当事者である私へのショックを軽減させるためのご配慮だと私は判断しています。

いずれ遅かれ早かれDr.も離人症だとの結論を下す気配です。

困るのは、離人症に関する書籍が、現在ではまだ僅かでしかなく、稀少な専門書しか出版されていません。

仕方ないから今現在、私は解離性障害に関する書籍を読むことに甘んじております。私にとってはこの読書方法が穏当にして妥当であり、誤謬と誤解を最小限に抑えるやり方だと承知しますから。詳細に亘ることにつき、Dr.のご判断とご助言とを仰ぐ必要があります。

認知行動療法しか当面はなさそうです。

他にも、オープンダイアローグ等、対処があるのかもしれません。

この厄介な混乱のままに今日も仕事に出掛けます。

離人症についての基礎知識を早急に吸収したく感じています。




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