推し、とは?

推し、ってなに?

って考えてもモヤ―っとしてわからなかったけれど、イケメン俳優オタクの横川良明さんが、推しとはなにか、ってことを本に書いてくださいました。

この本を読んで、ぼんやりした気持ちに光が差し込んで、天使が現れて祝福されて、このまま道を爆走していいんだ!という気持ちになりました。

推しがいる人にはこの本はわかりみが、深い、深い、深すぎる、と思います。

横川さんに先日救われました。
丸の内線のホームにぼんやり並んでいたら、割り込みされて並ばれ、先に電車に乗られて、先に席に座られました。

脊髄反射で呪おうとして、その時、イマジナリー横山良明さんが、私の狭い心。
水たまりくらいしかない心に召喚されました。

『昔はイラッとする人に出会うと「死んだらええのに」と心の中で舌打ちをする、怒りの導火線が2ミリしかない人間だったのですが、自分にとっては嫌な人でも、誰かにとっては推しなのかもしれないと考えると、容易に許せるほどの寛大さはなくとも、ぐっと我慢できるほどの耐久性は身につきました』

これです。
この部分が思い出されました。

この割り込んだ人も誰かの推し、なのかもしれない。
ぐっと我慢しました。

横川さんありがとうございました。
横川さんがいなかったら、私はそやつめを呪って、呪詛が跳ね返って、おなかが痛くなっていました。
横川さんのおかげで世界の平和が守られました。
感謝です。

私もいろいろ推しているものがあります。
人、キャラクター、食べ物。

推している人について語らせてください。

女性の作家さんです。
出版イベントをコロナ前はよくやっていて、イベントに毎回参加していました。

横川さんもいってますが、『推しとは予定』です。
たとえ毎日ぐあいがわるかろうとも、毎日たおれようとも、推しのイベントがある!と思えばその日に向けて体調を整えるのです!

推しに渡すプレゼントを探し、重い想いを文にしたため、イベントをアドベントカレンダーばりに待つのです。

イベント前に会社で風邪をひくやつがいようものなら、うつすな!絶対にうつすな!と防衛のためにマスクをして、熱はないのに葛根湯を飲もうとします。

イベント前にメンタルが落ちようとも、直前にものすごくぐあいがわるくなろうとも、イベント当日には驚異回復で参加してみせます。

会社にいけるなら、イベントにいけるんです。
イベントにいけるなら、会社にいけるんです。

イベント当日は注文をいつもより、光の速さでさばきます。
仕事に脂がのってます。
背脂まき散らしながら仕事してます。

周りをあおって仕事します。
仕事おわらて早く帰ります! 帰ります! 帰ります!

車を運転したら人格が変わるといわれましたが、適性検査で落ちるといわれたので、免許はもってません。
運転に向いてないと思います。

周りのみなさんのご協力ではやく仕事を終わらせて、イベント会場にむかいます。
初めて行く会場はいつも迷います。
もうだめだ、遅刻だ、と会場にいくと、まだ受け付け開始前で、一番前の席に座れたりするのが理想です。

迷わずいけて一番前に座れたりするときもありますが、迷子になって後ろに席のときもlあります。
ソルジャーとして戦の最前線の立てませんでした。

いつもの倍速で仕事をしたせいか、推しのトーク中にぐあいがわるくなることはよくあります。
意識が遠のかないようにしながら、サイン会までに体調を回復させるのです。

サイン会で、プレゼントと手紙を渡して、本にサインしてもらうんです!
そのためにきたんです!

サイン会では驚異の回復力をみせて、推しに「またきてくれたんですね」といってもらうのです。
重い想いの手紙を毎回渡していたら認知されてしまいました。

おまいつとして認知されました。

横川さんは認知されたくないそうですが、私はうれしいです。

本にサインをもらい、かえって燃え尽きて倒れますが、明日も仕事です。
イベントが理由でぐあいがわるくなって会社を休んだら、次にイベントにいけなくなります。

推しってなんなんでしょうね。
横川さんにとっての答えが本に書いてありました。


私にとってはなんだろうか。
楽しみだし、予定だし、お守りだし、アジールだし。
うーんなんだろう。

まだ明確に言語化できないです。

推しがいる人はこの本を読んでみると、自分にとっての推しとはなにか、がわかるかもしれません。

横川さんがnoteやっていたので、これからnoteを読むのが楽しみです。


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