あのときのお買い物

これは適正価格なのか?の判断は難しいです。

『しあわせのねだん』角田光代さん著を読みました。

『そうして三十代も後半に近づいた今、思うのは、二十代のとき使ったお金がその人の一部を作るのではないか、ということである。
十代のころのお金とというのは、多くの場合自分のものではない。親が与えてくれたなかでやりくりしている。二十代のお金は、例外もあるがほとんどは自分で作った、自分のお金である。なくなろうが、あまろうが、他の責任ではなく、ぜんぶ自分自身のこと。それをどう使ったかということは、その後のその人の、基礎みたいになる。もちろん基礎のすべてではない、一部ではあるが』


そうかもしれません。
お金の使い方って自分を作る気がします。

私も様々なものを買ってきました。
浪費だったり、投資だったりしたいですが、浪費かもしれない。

あのとき買ったものはもうなかったりするけれど、私にとって必要で私を形成するものでした。

これからつかうお金が、未来への投資になるようにするのが、理想です。

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