楽しめたらいいのにな

楽しめたほうがいいのにな。
仕事となると、そうは思えなくなる。

額賀澪さんの『拝啓、本が売れません』を読みました。

『小説を書き続けてきたのは、やっぱり書くのが楽しいから。絵を描いている人も、デザインする人も、本を編集する人も、スタートはきっと「楽しい」があったはずだ。
それが仕事になると「仕事なんだから楽しい・楽しくないなんて言ってられないでしょ」なんて誰かから言われたり、自分で言葉にするようになってしまう。その割に他人から「好きなことをして金稼げていいよね」なんて羨望なのか侮辱なのかわからない言葉を投げかけられたりする。
なんとなくみんな、仕事に楽しさを持ち込んじゃいけないような、「私が楽しくないんだからあんたもたのしまないでよ」という冷たい感情に支配されている。
でもやっぱり、仕事は楽しい方がいい。楽しくした方が、絶対にいい。』


仕事に楽しさを、持ち込んじゃいけない気がする。
楽しくしてもいいのに。
好きになれないからかな。

好きなことを仕事にできれば、楽しいのだろうか。
好きなことでも、楽しくなくなるときはある。

だけど、楽しいだけでは仕事にならないかもしれない。


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