繋がらない、いのちの電話

今は自殺を考えていないので、どうなっているのかわからないが、気分が落ち込んでどうしようもない時、いのちの電話に何回か電話したことがある。

けど、いつも通話中で、いつも相談できない。

本当にこの電話は存在するのだろうか…?幻…?と思い始めて、電話することをやめてしまった。

また、自殺を考えるのはいつも夜中だ。数少ない夜更かしが得意な友達も寝てしまって、かたっぱしからLINEを送っても既読にならないあの時間。夜中の2-4時頃が一番孤独を感じる。

Siriに向かって、「死にたい」といえば、出てくる連絡先はいつもつながらない電話番号。電話番号を検索するんじゃなくて、私の話を聞いてほしい。ただ、死にたいのだといいたいだけなのに、なんでこんなに難しいのだろう。

最近は、そんなメンヘラを相手にLINEをしてくれるサービスもあるし、Twitterでもキャスでも誰かしらが起きているので、それで孤独を紛らわすことができるようになった。便利な世の中になったものだ。

朝になって、夜中LINEをした友達が既読になったり、返信を返してきてくれたりする。けど、その返事は「ごめん、寝てた」の一言で済まされることが多い。私の死にたい願望は聞き飽きたのか、気を使って「起きてる?」だけメッセージを送った私がただの馬鹿なのか。

結局、「眠れなくてLINEしたけど、あのあと寝ちゃった!」等と涙を流しながら返信してそのまま私でLINEの会話は止まる。「どうしたの?」とは誰も聞かない。面倒くさいだろう、そうだろう、知ってるよ。

結局のところ、死にたい願望は、自分で始末しなければならないのだ。どうしようもないふさぐことのできない心の穴は、埋まることはないのだ。

知ってるんだけどね。そうなんだけどね。そうは言っても、ね。



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