見出し画像

海道、山道、島根のドライブ。

仕入れや取材、情報入手、新規開拓…いろんな目的で、私たちは島根県内を東へ西へ、日々動いています。津和野や吉賀、そして日帰りできない隠岐にはなかなか行けないのですが、朝早く出発し、遅くても晩ごはんまでには帰る、という行程で、島根のあちこちに出没しています。

幹線道路だけではなく、もちろん島根なので、田舎道も通ります。私のナビは「信号を避ける」設定になっているのか、無茶な道を何度も案内され、生命の危機を感じて引き返したり、ガードレールなし・すぐ下は江の川支流、みたいなワイルドな道も通らされました(かなり疲れる)。

経験からいうと、美郷町・邑南町・川本町のあたりが、ワイルドさでは一歩進んでいるように思います。昨日も大雨が降る中邑南町へ出かけましたが、ごうごうと流れる川のそばを走るのはかなりスリリングでした。

初めて通る道もたくさんあるのですが、同じような風景が続いて、正直飽きることもあります。でもそんな時に草むらから野ウサギがささっと出てきたり、思いがけず素敵な風景に出会ったりするから油断できません(タヌキや蛇では、もはや驚かなくなりました)。

そんな時は車を待避所に停めて、写真を撮ったりInstagramのストーリーにあげたりして、皆さんにもお伝えしています。

「別に直接行かなくてもメールや電話でよくない?」と思うかもしれませんが、やっぱり直接行くことには大きな意味があります。

まず、道中で思わぬ収穫(おいしいものや、現地の方がすすめてくださるお店の発見など)があるとラッキーです。「あそこに新しいお店ができましたよ」とか「普段はあのお店でよく外食する」とかいう情報を耳にすると、必ず出かけてみます。

また、直接作り手と会って話をすることで、仕入れる商品に対する思いも強く伝わります。

どんなストーリーでその商品が生まれたのか、どんな風土の中で作られているのか、直接見て聞いて、それを「日々 綴る」に書き、私たちが感じたそのままをなるべくお届けできるよう努めています。

いろんな道を通ることで、その市町村が抱えているもの(いいところはもちろん、課題も)が垣間見えることもあります。「この地域、元気だって聞いてたけど、なんか実際に見えると違うね…」とか「知らなかったけどおもしろいものがたくさんあったんだなあ」とか、車からの風景を見ることで感じることもあるのです。

地図を見ただけでは、WEBで検索しただけでは分からないことがひしひしと伝わってくるから、やっぱりその土地に行くというのは大事なことなんだと思います。

そして、同じような風景を見ながら運転していると、不思議と思考が整理されていいアイデアが沸いてくるということもあります。帰り道、高速道路を通りながら「来年こんなことをしようか」と企画がまとまったりすることも。私たちにとって、車の中の時間は大切な打ち合わせの場でもあるのです。

同じような道ばかりでつまらないなあと思うのではなく、そこから何かヒントを得たり、季節の移ろいを楽しんだりする…田舎道もいいものだ、と思いながら、日々動いております!

ちなみに、(ここだけの話)各地へ出かける時に一番先に調べるのは「お昼ごはん」です。「食事で損をしたくない」というのは皆さん共通だと思いますが、私たちは各地でいろんなランチを食べて、正直悲しい思いもたくさん、たくさんしてきました(いろいろ言いたいことはあるけれど、言えない…!)。

なので、どこで食べるのか、定休日は何曜日なのか、その週のメニューは何か、など、調べてからそのお店を起点にして行程を立てます。

例えば江津なら「風のえんがわ」さんか

「森のレストラン」さん、邑南なら「こめじるし」さんなど。

そのお店が定休日の時には極力行かないようにするという徹底ぶり(そんなに自慢することでもありませんが)!

一番しんどいのが「(特に火曜日の)雲南市行き」だったのですが、「シマシマしまね」やその前身の「くらしの学校」でお世話になっている「菜の花」さんや

「薪窯パンアルメ」さん(こちらは週の前半はお休みですが)など、新しいお店ができたので、心配することなく出かけることができるようになりました。「コトリエット」の中にある鹿糠シェフのお店に伺うのも楽しみです!

ランチ情報はもちろん、島根19市町村のおすすめ情報は常に募集しているので、各地にお住まいの皆さま、「うちの町に来た時にはここに行ってみて!」というのをぜひぜひ教えてくださいね。

サポートありがとうございます。とてもとても励みになります。 島根を中心としたNPO活動に活用させていただきます。島根での暮らしが、楽しく豊かなものになりますように。