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時々、コラム。

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1週間に一度程度更新していきます。 島根で活動するNPO・くらしアトリエが考える「未来を見据えた暮らし方」。 明るく、時に凛として未来に向かい、素敵に歳を重ねられる島根でありたい…
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#うつわ

ズボラな人が、金継ぎから学んだ「うつわとの向き合い方」。

今日のコラムは、不器用な私が、なんと金継ぎに挑戦した話。 ちょうど、来週24日(木)から始まる「うつわイベント」がはじまるので、ここでは金継ぎを通して学んだ「うつわとの向き合い方」について語ろうと思います。 先月から今月にかけて、うつわの「金継ぎ」に初挑戦しました。 どこか教室とかに通ったわけではなく、金継ぎのキットを購入して自宅で、見よう見まねでの挑戦です。 元はと言えば…今から数年前の冬のこと。 とあるうつわに一目ぼれをして、2枚購入しました。 オットの分と自分

うつわイベント、嬉しかったことをひたすら伝えたい!

毎回イベントが終わった後は、イベント中に感じた思いを綴る総括のようなコラムを書くのですが、今回は期間中ずっと嬉しくて楽しかったので、そのことが伝わるようにひたすら嬉しかったことを前向きにお伝えするコラムにしようと思います。 今年で7回目の開催となるうつわイベント。 この催しが、私たちは大好きです。好きだからこそ、毎年この時期に繰り返し開催できているのです。 企画は春から行っているのですが、この時点からすでに楽しい。作り手の方にお声がけし、また新規で取り扱いさせて頂く作家

今年のテーマはなぜ「うつわと調味料」だったのか。

今日の「時々、コラム。」は、来週に迫ったイベント「うつわと、調味料。」から、調味料のお話を。 くらしアトリエが2017年から毎年開催しているうつわイベント。 毎年、「うつわ+α」のテーマを決めて、「ただ食器を売るだけのイベントではない」というところに矜持を持って開催しています。 それは、私たちが「くらし」をテーマにするNPO法人だから。 日々の暮らしが今日よりも少しでも楽しく、豊かなものになるように提案や発信をしていくことが、私たちの法人としての役割だと考え、新しいうつ

いまあらためて「民藝」を思う。

今月の半ばに、鳥取大学で 「民藝」という美学 ~地域にひそむ新たな価値の発見~ という集中講義があり、オンラインでも受講ができたので久しぶりに聴講生のようなことをさせていただきました。 今年のはじめに「Newspicks」の動画で落合陽一さんと明治大学の鞍田崇さんの対談を観て、民藝にあらためて興味を持ち(それまでもぼんやりと好きではあったのですが)、鞍田さんのご自宅が掲載されていた本も買って、それがきっかけで沖縄のうつわにハマった、という記事も書きました。 その鞍田さんが

私のうつわ遍歴 ~うつわは暮らし、うつわは歴史。

ただいま、毎年恒例の「うつわイベント」の準備をしているところなのですが、うつわのことをずっと考え続けている中で、自分の持っているうつわの変遷を振り返り、かなり好みが変わったなあという話になりました。 そこで、私のうつわ遍歴を綴ってみたいと思います。 (*うつわイベントを、今年も10月13日(木)から4日間開催予定しています。県内外の窯元さんもたくさん参加してくださいますよ~。) 普段から「暮らしを楽しむためには地域を楽しむことが重要」であると発信し続けていて、「住んでいる

「答えがないもの」に惹かれる。〜そもそもなぜこんなに一生懸命うつわを売っているのか。

ここのところ、ずっとうつわの話ばかりしていて「どんだけうつわが好きなのか」という感じですが、今日の「時々、コラム」はうつわの話かと思いきやそうではない…でも結局うつわの話、みたいな内容です(すいません)。 10月12日から始まった、うつわのオンラインイベント「うつわと暮らしを楽しむ秋」。 毎年11月に「シマシマしまね」の施設で開催していたうつわイベントを、今年はオンラインで開催しよう、と企画しました。 実際に始まって感じたこと…お客さまと直接作品の魅力を語り合ったり、説

うっかり大人になるまで持ち越してしまった宿題、今こそやってみよう。

「小さい頃にもっとちゃんとやっておけばよかったな」と思うこと、ありませんか? 大人になってからではなかなか直せない癖や、小学校で苦手だったこと…大人になってもなんとなく引けめに感じ、コンプレックスになっている、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 私の場合それは、「箸の持ち方」です。 もともと左利きだったのを矯正されたこともあり、小学校に入ってから「箸の持ち方が変だ」と言われるようになりました。持ち方が変でもちゃんと食べものがつまめれば良いのですが、私の場合ちゃ