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時々、コラム。

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1週間に一度程度更新していきます。 島根で活動するNPO・くらしアトリエが考える「未来を見据えた暮らし方」。 明るく、時に凛として未来に向かい、素敵に歳を重ねられる島根でありたい…
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2020年1月の記事一覧

愛すべきローカルフード。山陰人の「きな粉」。

水がおいしくお米がおいしいので、当然ながらお餅もおいしい山陰地方(毎回語っているように)。実は、お餅のお供とも言うべき「きな粉」もすごくおいしいのです。 今日はそんなローカルフード、山陰人が思う「きな粉」について熱を持って語りたいと思います。 山陰には、「きな粉といえば?」という質問にみんながみんな「なんめのきなこ!」と声を揃える商品があります。 それだけ「なんめのきなこ」は島根・鳥取県民に強い印象を与えています。 「なんめのきなこ」は正確に書くと「ナンメのきな粉」で

あえて自分に課す、2020年の読書目標。

2020年を迎えるにあたって、自分に課したことがあります。 「今年はよりいっそう本を読む!読みたくない本も読んでみる!読んだ本をきちんとメモしておく!」 もともと読書は好きで読むことは苦痛ではないのですが、油断すると自分が読みたいものだけ、読みたいジャンルのものだけにひたってしまうので、自分自身の語彙を増やしたり視野を広げるという意味でも、無理やり好きじゃないジャンルの本も読んでみよう、というのがひとつ。国語の時間、小説や詩は好きだったけど評論は苦手だった私にとって、「難

名前をデザインする ~私たちのこだわり。

先日、打ち合わせの帰りの車の中で「チキン南蛮はカフェのランチメニューとして有りか無しか」という話になりました。 …よくこういうふざけた話をしているのですが、結論から言うと私の個人的見解としては「無し」で、理由は「チキン南蛮の"蛮”の文字の印象と"ばん”という音がカフェのイメージとかけ離れているから」です。だから、例えば「カリカリチキンのスイートビネガーマリネ」とかなら有りかな。「豚の生姜焼き」が「ポークジンジャー」になる、みたいな。あくまで個人的見解ですが…。 まあこれは

1周まわって感じる地域格差。

くらしアトリエは、いわゆる「地方」である島根県を中心に活動しています。 およそ15年前、活動を始めたきっかけのひとつが「転勤族の妻でも自分らしく働けないか」という思いでした。 いくらやりがいを持って働いていても、夫が異動になれば「妻が仕事を辞める」のが当時の既定路線で、それ以外の選択肢はない。もちろん家族との暮らしも大切にしたい。ならば、どこに引っ越しても同じように仕事ができる環境を作ったらいいんじゃないか。そんな妻たちの思いから、くらしアトリエは始まったのです。まずホー