見出し画像

噂の木工家 二人の仕事

2016.09.30.    

開催中の「噂の木工家 トミーとマツ」、残すところ
2日となりました。

今回の展示の中で、「お互いの素材でつくる」という
試みがあります。

松本さんの工房からは「欅(けやき)」を。
お二人で切り分けてそれぞれの形になりました。

松本さんは飾棚。
松本さんの仕事のほとんどでされる拭漆。
素材めいっぱい使った線が気持ちのいい飾棚です。

富井さんはカヌーボウル。
仕上げは蜜蝋です。作る工程で問題がでてきたようですが
クリアされて会場に並びました。

富井さんの工房からは「アサダ」を。

松本さんは、定番でもつくられている折敷。
仕上げの違いももちろんありますが、手に取ると
その違いに驚きます。

富井さんは平皿。
18世紀ごろの古い木の平皿からインスパイアされた
シンプルな丸平皿。縁のわずかな盛り上がりなど、細かなところを、
当時の人たちがどんな風に感じてどんな風に使ったのか、
想像しながら作ったそうです。

同じ素材からそれぞれの考えが感じられます。
もう少し細かなお話、ご興味ありましたらお店でお話させていただきます。
ぜひお手にとってご覧ください。

山本