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衣食住遊をともに。ホテルで輝くキャラクターたち

くらた

ゆるキャラブームを覚えていますか?
2008年には新語・流行語大賞に「ゆるキャラ」がノミネート。その後は地域おこしへの貢献でも認知され、2013年には「ご当地キャラ」のワードでトップ10入りを果たしました。

人気のご当地キャラクターといえば、ご存じくまモン。年間売上高は1,700億円と言われており、関連グッズだけでなくホテルでキャラクタールームが作られたり、オンライン会議の背景画像として配布されたりと活躍の場も広がる一方です。
(くまモンの成功要因の裏に、商用利用規定の設定がうんたら、という話は一旦おいておきます!)

地域や企業ブランドの表現者・マーケティング施策の実行役としても大活躍の彼ら。一方で、手にする/目にする受け手にとっては、愛着を持てる文字通りの「キャラクター」そのものです。可愛らしかったり、ちょっと違和感のある姿には、自然と興味を惹かれますね。
今回はそんなキャラクターについて考えてみます。

キャラクターとその「職場」

ご当地キャラクターが活躍する場所といえば、どこを想像しますか?

ゆるキャラグランプリや催事の壇上。
お土産として売られる商品のパッケージ。
観光ガイドや地域イベントのチラシの上などがイメージできますね。
ご当地キャラクターは地域を背負って、外に働きかける役割を多く担っています。

「外勤」の多いご当地キャラクターがいる一方で、今回取り上げたいのは「内勤」とも言えるホテルの公式キャラクター。
ご当地キャラクターと比較すると活躍場所は限られますが、立ち寄った旅先の宿を守る「ホテル公式キャラクター」は衣食住遊を共にできる内勤のサービスパーソンです。

ホテル公式キャラクターの「職場」

ホテル公式キャラクターの活躍場所は、やはりホテルの館内がメインです。
ロビーやフロントカウンターでお客様をお迎え。
食事のテーブルの上で楽しさを演出。
客室内ではバスルームの近くやアメニティのパッケージなどで、一泊を共にします。

とはいえ内勤の彼らはなかなか表に出ません。イメージが湧かない方もいらっしゃるかと思いますので、実例とともに彼らの働きぶりをご紹介していきましょう。


🐏眠りと子どもの味方「ルートン」/ルートインホテルズ

チェーンホテルで最も働いているキャラクターが、ルートインホテルズの「ルートン」ではないでしょうか。公式HPでもしっかり活躍されています。
マイペースながらも好奇心旺盛で旅好き。特技はどこでも寝られること。
全国チェーンならではの出店範囲や、睡眠の質を表していそうです。

ルートインホテルズ公式サイトより、お子様用アメニティ
https://www.route-inn.co.jp/stay/stay_travel.php

ロビーではキッズライブラリー近くで貸し出し絵本を紹介していたり、客室ではお子様用アメニティでも活躍していたりします。

実は私、学生時代に初めて働いたアルバイト先がルートインだったんですよね。そのころはポンタだらけだったよ……。今はルートン・ポンタ一緒に仲良くやっているみたいです。
デザインされた企業のWORKSページでも、ルートンの制作秘話を見つけたので貼っておきます。


🦁ラグジュアリーな遊びごころ「リオンくん」/ザ・リッツ・カールトン大阪

ラグジュアリーホテルだからこそ、写真に撮って共有したくなることもありますよね。1997年に日本に初進出した名門、リッツカールトン。ホテルのシンボルである王冠とライオンのモチーフは憧れ。そして、全世界のリッツカールトンでは「ベビーライオン」がマスコットキャラクターです。

このベビーライオンにヒントを得て、ザ・リッツ・カールトン大阪で生まれたのが「リオンくん」。キッズプログラムのノベルティとして、お土産としても活躍しています。

ザ・リッツ・カールトンブティック商品一覧より
https://www.ritz-carlton.co.jp/assets/files/shop/boutique/BoutiqueProducts.pdf

リッツ・キッズ(お子様向けサービス)に貢献し、大人ゲストのカメラにも収まる「リオンくん」。宿泊の思い出と一緒に連れて帰りたくなる気持ちがわかります……!


🤵‍♂️2022年9月入社のコンシェルジュ「豊島 陽輝」さん/サンシャインシティプリンスホテル

ホテルの休館明けと共に堂々のデビュー!?
2022年9月1日、池袋のサンシャインシティプリンスホテルに新しいコンシェルジュが着任されたようです。名前は「豊島 陽輝」さん。

今回、新しく制作したコンシェルジュキャラクターがホテル周辺を取り巻く街の最新情報からホテル商品や他社とのコラボレーション企画の情報などのご案内を積極的に発信していくことで、新たな顧客層に対しホテルがより身近な存在になれればという思いから今回のキャラクター制作に至りました。

株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドプレスリリースより(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001513.000024668.html

このように、プレスリリースでは彼のこれからのお仕事も匂わされています。今後コンシェルジュ業務にとどまらず、グッズ化やコンセプトルームなども展開されていくのでしょうか……。


提供価値や地域性を内包するホテルのキャラクターたち

3つ(2匹と1人)のキャラクターを紹介しました。

  • ホテルの機能的価値(睡眠の質にこだわり、子連れでも泊まれる)

  • ホテルの情緒的価値(上質さを表すシンボルをキャラクターに)

  • ホテル周辺の地域性(エリアイメージの体現と強化)

それぞれのホテルらしさを体現するキャラクターをもっと知りたくなりますね。

キャラクターの仕事や活動は?話し方は?と考えると、そのホテルブランドのあり方や伝え方が見えてくるかもしれません。調べながら執筆するうち、そういえばこれもそうか……と思い出されたキャラクター(?)も一応書き残しておきます。

・言わずと知れたアパ社長
・変なホテルのロボットと恐竜
・コンラッドベア

他にも色々ありそうです。

既存の有名キャラクターとコラボしたコンセプトルームやお食事も素敵ですが、ホテル独自のキャラクターもいいでしょ?
まだまだ私も知らないキャラクターがたくさんあるはず……。ぜひホテルのキャラクターをご存知でしたら教えてくださいね。

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