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CMは最高のショートムービーである【好きな名作CM3選】

CM。

言わずもがな、宣伝のためのものだが中にはまるで一本の映画を観終わった後のような充実感のある名作もある。

CMというのは短いものでたかだか30秒の間に商品の説明をわかりやすく伝えなければならず、その上で企業イメージなども盛り込んで、さらには笑わせる、感動させる、驚かせるといった色も見せなければいけないわけで非常に難易度の高いものだと思う。実際に芸人時代はCMをコントづくりの参考にしていた。

CMディレクターやコピーライターという職業は本当にとんでもない人たちだと思う。

そんなわけで今日は僕の好きなCMをいくつか挙げてみたいと思います。

(※残念ながら公式の動画が見つからなかったものもかなりありますのでご自分でお探しください。)


第3位 東京ガス 家族の絆・お弁当メール篇

こちらは残念ながら公式チャンネルには過去のCMを載せていませんでしたので文章のみのご紹介。ある時代の東京ガスのCMはなんせすべて良くって、他にも「お父さんのチャーハン」篇とか名作が山ほどある。このお弁当メール篇は、「母が作るお弁当は一方的なメールみたいなもので、息子からの返信は無くとも続けられた」というなんともグッとくるフレーズから始まる。実際に中学高校とお弁当を作ってもらっていた僕にはたまらないので選ばせてもらった。

ディレクターを調べると澤本嘉光さんという方らしい。ソフトバンクの白戸家など名作をいくつも生み出している巨匠で作詞家としても実績を残すとんでもない方でした。


同率3位 SUNTORY OLD

こちらも公式動画は見つかりませんでした。「恋は、遠い日の花火ではない」のキャッチフレーズでおなじみの名作。ちなみにこの有名な曲はこのCMのために作られた小林亜星作曲の「夜がくる」という曲。

長塚京三、田中裕子、國村隼と新旧色々なバージョンがあるが、やっぱり長塚京三バージョンが好き。ディレクターは市川準。タンスにゴンなどヒット作多数。映画監督でもあった。2008年没。


第2位 パンパース MOM'S 1ST BIRTHDAY

これは尺も長くてCMなのかよくわからんけど、とにかくヤバい。親じゃないからアレだけど実際に子供を持つ親はたまんないんじゃないかと思う。もはや最短で最高のドキュメンタリー番組と言って過言じゃないだろう。

監督は高島太士さんという方の模様。この方なんだか気になる~。




番外編

ラジオCM 金鳥「高山さんと大沢君」シリーズ

残念ながらこちらも公式の動画は見つからなかった。蚊取り線香や虫よけスプレーでおなじみ金鳥のラジオCM。ラジオCMというのは音声だけで伝えなくてはならないのでさらに難易度が高いだろう。

純朴な青年と少しオマセな女の子の淡い恋が関西弁(京都弁?)で繰り広げられるシリーズ。少年役の声が何とも言えず良いんだよねえ。数年に亘ってシリーズ化し、ストーリーが進むにしたがって高山さんにどんどんマウントを取られてゆく大沢君がまた良いんだなあ。監督はよくわからなかったんだけど天下の電通さん制作の模様。


第1位「宮崎県小林市 移住促進PRムービー "ンダモシタン小林"」

これもCMというかPRムービーなんだけど、やられた!って思ったな。一時とっても話題になったのでご存じの方も多いでしょう。観てない方はぜひ、何も言わずにまあご覧くださいな。

プロジェクトリーダーは電通の越智 一仁さんという方のよう。

電通ってやっぱすごいんだなあ。


今度はどんな名CMに出会えるでしょう。
みなさんのオススメCMはなんですか?

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