【読書感想】最速成長

【実践報告 読書感想】

最速成長 著:赤羽雄二

https://www.amazon.co.jp/dp/458412552X

■感想

本書ではブロックチェーンや自動運転、電気自動車が世間にどんな影響を与えて、色んな仕事を奪っていくか?そのためには実力を上げておかないと、最悪の未来が待っていますよ。と教えてくれました。

私は自動車の設計をしています。まさに渦中。

自動運転で自動車の売れる総台数は減少し、電動化で車が作り易くなり競合が増え、弊社の売り上げも減少。

そうすると人も減らされ、明日は我が身。もし今の会社に残れたとしても、他の会社でも優秀な人たちが切られ、仕事を求め中途採用で入ってくる。そうすると、レベルの低い人材は押し出され職を失う。

赤羽さんはおっしゃいます。これだけ厳しい世の中になることは避けられない。だから自分と自分の大切な人だけは守れるようにしましょう。

そして、思いました。

「あかん、おれ。生き残れん。家族を守れん」

そこから、考え方、ものの見方が大きく変わりました。

今までは会社が、所属部署が、上司が、全然上手く機能していない、そしてみんなやる気がない。なんとか、それを変えたい。そんなとこで自分は頑張っているのになぜ評価されないのだ!!とか思ってました。

が、やめました。

どうせ自分にはそんな影響力はなく、実際何も変えられていない現実があります。それなのに何かの悪いところを見つけて、それを理由に自分の成長の遅さ、影響力の低さの言い訳にしていたことに気づきました。頑張っていても、問題が解決されないのであれば、何も報酬を得る資格がないですよね。そしてそんなやつに未来もない。

それから今ここにある問題を最速最善で解決する。今いっしょに働いている直属の部下の戦闘力を上げる。直属の上司に信頼されるためアウトプットを出す。徹底的に自分とその周辺に集中することにしました。やりがいとか、向いてるとか、会社が悪い、部署の雰囲気が悪い、みんなやる気ない、成長意欲薄い、もうそんなことどうでもよくて、自分の力を磨くことに集中することにしました。

そこから吹っ切れて、随分と仕事に前向きになってきました。

また周りの意識が低く、成長意欲が薄いことも自分のモチベーションを下げる要因だったのですが、考えようによっては、逆に成長意欲が高い私が違いを生み出せる環境にある。ということで、とてもありがたいことだとも思うようになってきました。

チーム、グループ、部署、会社、みーんな良くしたい。と思っていましたが、やめました。そんなことは、出来るようになってから考えるようにします。

隣の人でさえ動かせない、良い影響も与えられないのに何を言っているんだ。

私の幸せは家族と楽しく明るく過ごすこと。

まずは徹底的に最速で成長して、自分と自分の家族を必死で自分で守ります。

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