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山村富貴子さんのシロクマ〜静寂と透明感に包まれた「シロクマがシロクマであるために」の世界〜

下の画像は、備前焼作家・山村富貴子さん作の「シロクマ」です。

山村富貴子・作「シロクマ」(2020年)
ガラス板は、透明度が高い、研磨前のレンズの素材。

天満屋倉敷店・美術画廊で開催された作品展で遭遇しました。

シロクマは、なにもしないで、ただひたすらシロクマであろうとしています。静寂の中に、シロクマの右手の握りこぶしが、わずかに熱を帯びています。

そんな「シロクマ」を倉敷市本町の古道具屋「ウームブロカント倉敷」で見つけたガラス板の上に載せてみました。ガラス板は、研磨して高性能なカメラレンズにする素材だそうで、ひずみがなく、ひたすら透明です。「シロクマ」と相応しい組み合わせができました。

静寂と透明感に包まれた、「シロクマがシロクマであるために」、の世界です。

・・「僕が僕であるために」・・。34年前、研修医1年目の時、岡山市民会館(表題画像)で開催された、生前の尾崎豊のコンサートに行ったことがあります。

二十歳だった尾崎豊が人気の絶頂を迎える直前でした。
チケットは、倉敷えびす通り商店街のレコードショップで普通に購入できました。

コンサートの最後に「シェリー」を熱唱した彼を思い出します。




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