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陶芸作家、岡島光則さんによる作品の紹介

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岡島光則さんは倉敷出身の陶芸作家です。京都工芸繊維大学大学院を修了後、技術者として勤務の後、陶芸の世界に入門されました。現在、倉敷市大島に工房を構えておられます。岡島さんは、いわ…
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記事一覧

もしも・・・ZARD 故・坂井泉水の歌詞の世界が海野千尋ワールドだったら・・

ZARDの故・坂井泉水は、楽曲の歌詞をとても大切にしてきました。そんな坂井泉水の詩の世界が、もしも・・・海野千尋さんによる陶布人形の世界だったら?・・という思念が突然降りて来たので、時空を駆け巡って、現世界と隣接する異界の海野千尋ワールドをのぞいてみました。 まずは、1993年に発表された「揺れる想い」です。 「揺れる想い体じゅうで感じて・・」 海野千尋ワールドは、こちら。 つづいて、1999年発表の「運命のルーレット廻して」です。 「運命のルーレット廻して ずっと君を見

もしも・・アンリ・マティスの世界が、ヤマイチ アツコ・ワールドだったら・・その3

アンリ・マティス(1869〜1954)は20世紀の美術史を代表する巨匠です。84歳の長命を全うし、その長い画業のなかで、ひとつのやり方にこだわることなく、あらゆる技法を取り込み、新しい技法も発明しました。 日本では今年、東京上野の東京都美術館において20年ぶりとなる大規模なマティス展が開催され、質・量とも世界最大規模のマティス・コレクションを誇るパリのポンピュドー・センターの所蔵作品が大挙して来日しました。1) 過日、そのようなマティスの作品を鑑賞していると、突然、ヤマイ

もしも・・アンリ・マティスの世界が、石原路子・ワールドだったら・・その2

アンリ・マティス(1869〜1954)は20世紀の美術史を代表する巨匠です。84歳の長命を全うし、その長い画業のなかで、ひとつのやり方にこだわることなく、あらゆる技法を取り込み、新しい技法も発明しました。 日本では今年、東京上野の東京都美術館において20年ぶりとなる大規模なマティス展が開催され、質量とも世界最大規模のマティス・コレクションを誇るパリのポンピュドー・センターの所蔵作品が大挙して来日しました。1) 過日、そのようなマティスの作品を鑑賞していると、突然、石原路子

エゴン・シーレ展に行ってきました〜我が家の小さな俳優達による絵画世界の再現〜

東京・上野公園の東京都美術館では、「レオポルド美術館 エゴンシーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」(2023.1.26~4.9)が開催され、会期が終盤を迎えていました。 花見のシーズンを避けて、会期最後の週末に東京行きを決行しました。4月8日の朝5:34分発の電車でJR倉敷駅を発ちます。 9:30にJR上野駅に到着し、かつて大学に所属していた頃、東京出張のときに行きつけだった喫茶室ルノアールのアメ横店に向かいます。 さっそく、豪華なモーニングセットをいただきました。 店

ヨシダコウブンさん関西を行く

広島県福山市在住の総合芸術家、ヨシダコウブンさんは、神戸市中央区、旧居留地・大丸前のカン・フラワーデザインで、二人展「ふたつとない世界」を開催しました。カンさんによるフラワーデザインとのコラボ展でした。 ヨシダコウブンさんは異界と出会う人です。会場に隣り合っていた異界はこちら。 さらに、抽象化された異界はこちら。 仲間を大切にするコウブンさんは、京都のギャラリーで開催された小林雅子・島田恭子二人展に、応援に駆けつけました。 会場に隣り合っていた異界はこちら。 さらに

倉敷の3人の陶芸作家、三宅玄祐さん、岡島光則さん、濱田伸一さんの作品にみる創造過程の個性

倉敷でアート的な作陶する3人の作家の作品です。 いずれも、内的な美しさと実存感が設えられたアート作品ですが、3人は創造スタイルが、それぞれ異なっています。 左の花器は、倉敷市加須山に工房を構えていた、天才肌の陶芸家、故・三宅玄祐(みやけ・げんすけ)さんの作品です。 三宅さんは、発想が次々とご自身の内側から湧き出してくるタイプで、クセの強いユニークな作風で知られ、「使いにくさもおもしろさ」と述べられています。ですが、作品には、どこか孤独や哀しさが感じられ、奥深さが秘められ

岡島光則さんの信楽焼

画像は、倉敷市大島に窯を構える、岡島光則さんによる、信楽焼きの三つ子の茶碗です。自然の土で作陶された器は、同じ土で、焼成条件を比較的一定に保つことができる電気炉で焼いても、一品一品違う仕上がりになるそうです。 岡島光則さんによる三つ子の茶碗 ちょうど岡島さんが、倉敷市本町の「Art space 路ゞ」に「三つ子」を納品されていたところでしたので、器の産みの親と対面できました。 岡島光則さんと筆者(Art space 路ゞの店内で) 岡島さんは倉敷出身で、京都工芸繊維大

倉敷の3人の作家による魅力的なブルー

倉敷市本町の「Art space 路ゞ」で、何とも言えない魅惑的なブルーをした二つの器に出会いました。倉敷市大島に窯を構える岡島光則さんのコーヒーカップソーサーと、倉敷市阿知の兜山窯陶房の岡本達弥さんによる盃です。 それらのブルーは、空のブルーでもなく、海面のブルーでもない、とても深みのあるブルーです。何のブルーなのだろうか?、と思い巡らしていたところ、フリーダイバー・篠宮龍三さんの著書を想い出しました(篠宮龍三: 素潜り世界一 人体の限界に挑む. 光文社新書705, 光文

倉敷市中央、アートギャラリー・ビョルンのクリエーター、ハイジさんによる「落花星人」を、倉敷市大島の陶芸作家・岡島光則さんによる、星空のようなカップソーサーに載せてみました。落花星人の二人は、故郷に帰れて、とてもうれしそうです。

岡島光則さんのお皿で、行く初夏を惜しみました

日差しが強くなってきました。夏が近づいています。 倉敷市大島の岡島光則さんの、川面がきらめくような涼しげな色をしたお皿を初夏の風情に見立てて、こころよい初夏を惜しみました。 お皿には、和気町の「エコファーム彩(さい)」からやってきた、木の芽を取り合わせたおにぎりと、 地元、倉敷市白楽町のおはぎ専門店、「天領」のおはぎを載せてみました。 追伸 夏がやって来ました。 岡村光則さんの川面がきらめくお皿で、訪れた7月の風情を楽しみました。 お皿には、緑色のずんだ餡を透明な

岡島光則さんの湯飲み

画像は、倉敷市本町の「Art space 路ゞ」でふと目に入った湯飲みです。いびつな形に何故か惹かれるものがあったのですが、その時はそれが何なのか、定かではありませんでした。 家に帰って、湯通しをして、実際に使ってみて判りました。湯飲みには陶芸家の右手の身体性が具現されていたのでした。 作陶者は、倉敷市大島に窯を構える岡島光則さんです。 岡島さんの作陶歴は40年に及び、国内外に多くの出品歴がお有りです。常に新しい境地の作品に挑戦されていて、この器は造形だけでなく、色も他

倉敷市本町の「Art Space 路ゞ」で見つけた、岡島光則さん作の、はなびらの小鉢です。おととし生まれた、次女の娘、ももか、のために買い求めました。

風で落ちたベランダのバラのつぼみをドライフラワーにして、岡島光則さんの桃花色の器に飾ってみました。器と、器の下に敷いた褪せた藍染めの古布が輝いて、つぼみに命を与えてくれているかのようです。

岡島光則さんの青の陶器によるフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の再現〜フェルメール・ブルーへの接近〜

フェルメールは寡作の画家で、現存する作品は37点しかありません。それらは全て、世界的に有名ですが、そのなかで最も人気があるのが「真珠の耳飾りの少女」でしょうか。 フェルメール作「真珠の耳飾りの少女」(1665年)マオリッツハイス美術館蔵 1) 「真珠の耳飾りの少女」は、今まで3回来日しており、筆者は、2012年に神戸市立博物館で開催されたマウリッツハイス美術館展で、本物を目の当たりにしました。作品の前で大勢の観衆が立ち止まって作品に見入る中、時間が止まり、作品から放射状に